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3.登校
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俺たちは家から歩いて15分程にある高校に通っている
今日から奏多は高校二年俺は高校三年になる
「伊織にぃ朝礼での挨拶大丈夫?」
「あぁ問題ないよ、もうちゃんと覚えた」
「さっすが伊織にぃ!」
俺は生徒会で生徒会長を務めている
生徒会に所属すると奏多との時間が少なくなると思い最初は断っていたのだが先輩方にどうしてもと言われ断れなくなってしまったのだ
「伊織にぃは凄いよね、学業もスポーツも全国クラスで」
「そんなことないよ、たまたま上手くいっただけ笑」
そんな話をしてるうちに通っている高校が見えてきた
「ねぇねぇ、あれ九条会長じゃない?」
「ほんとだ朝から見れるなんてラッキー!」
「九条会長おはようございます!」
「あぁ、おはよう今日は朝礼があるから遅れないようにね」
「「キャーーカッコイイっ!!」」
…はぁ朝から煩いな
俺は奏多の声だけ聞けていればそれでいいのに、と
心の中で思いながら奏多のほうをチラッと見ると
少し落ち込んだ顔が見えた
「奏多?どうした?」
「いや、僕伊織にぃの横歩いちゃダメかなって…」
「何でそう思うの?」
「だって伊織にぃは頭も良くてスポーツも出来ておまけにカッコいいのに僕は……」
「そんなことないよ、俺は奏多と一緒にいたいからいるんだ他のやつはどうでもいい」
「でも……」
「奏多は俺と一緒に歩きたくない?」
「そんなことないけど…」
「一緒に歩きたい同士がいるんだから一緒に歩けばいいこれで解決だろ?」
「…うん」
「ほらいつまでもそんな顔してない今日から新学期だよ?そんな顔してたら勿体無い笑」
「はぁーい笑」
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