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第7章
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「あ、あっ、…ぅ」
あえかな声が硬質な部屋に響く。
七瀬は身体をのけぞらせながら、男たちの乱暴な愛撫を受けていた。
「おい、コイツすげえな、
後から後から出てくるぜ。」
一人が七瀬の鈴口を乱暴にえぐる。
ぐりぐりと痛みを与えながら七瀬をいたぶる。
「あ、あ、…く、」
その間も、乳首や蕾、足や腕など、
さまざまな箇所に男たちの手が這い回っていた。
七瀬は望まぬ刺激と同時に、すさまじい吐き気を覚える。
ーーー気持ち悪い、気持ち悪い。
そう思うのに、薬を飲まされ、
何やら媚薬まで後孔に塗られた身体は、感情に反して一々男達の愛撫に反応した。
もう、七瀬の身体は服を剥かれ、
一糸纏わぬ無残な姿になっている。
身体は反応しても、やはりあまりのおぞましさに
寒さが走る。鎖の音がまた響いた。
男達が下卑た笑い声を上げる。
「面白えな。想像以上に反応しやがる。」
「でもコイツさっきから一回もイカねぇぞ。」
「ん〜、中もヒクヒク反応してはいるんだけどなぁ!」
「おら!もっと良い声で啼け!!」
中に挿入った指がぐりっと、中をえぐる。
七瀬はたまらず苦痛で悲鳴を上げた。
「…しかし、これでぶち込めねえっていうのは辛えな。」
「仕方ない、八代様の命令は絶対だ。」
「入れる以外は何をしても良いんだろ?」
男達がそれぞれニヤリと笑う。
そのうちの一人が、自分のズボンから自身を取り出した。
七瀬の顔の前に突き出す。
「咥えろ。」
目の前の反り返ったものを虚ろな目で見つめながら、七瀬は押し付けられたソレを咥えた。
そして、残る力で思い切り噛んだ。
「…ッてぇ!!この野郎!」
バシンと強い衝撃が七瀬の頰に当たる。
そのまま何発か、男は七瀬に拳を振り下ろした。
「ははっ、おいおい、大丈夫か?
綺麗な顔傷つけちまって。」
「問題ねーだろ、暴力禁止とは言われてねぇし。」
「しっかし、この期に及んで強気だねー、
七瀬ちゃん、はっ!」
「が…っ!」
他の男のつま先が七瀬の鳩尾に食い込む。
七瀬は血を吐き、堪らず何度もむせた。
「舐めたことするからこうなる。次は歯ぁ立てんなよ。」
またも、醜い猛りが、血の滲んだ口に押し付けられる。
七瀬は思わず自分の舌を噛みたくなった。
しかし、ねじこまれた熱にそれも叶わなくなる。
「あー、良いね、そのまま舐めろ。」
「おら、腰の動き止まってんぞ。」.
「はははっ、コイツまた中がヒクつきやがった!」
苦い液が口に広がる。
男はようやく自身を抜き取り、また別の作業に移った。
あまりのおぞましさに気が遠くなりそうだ。
七瀬は縛られた手で、自分の手のひらに爪を立てた。
痛みを与えていないとやってられない。
絶えず苦痛でも感じていなければ、七瀬は我を失い、気が狂いそうだった。
ーーー辛い、苦しい、気持ち悪い。
しかし、
どんなに辛くとも、
ここでの事を乗り越えなきゃ、何にもならない。
写真を無かった事にすることも、御船に手出しをしないという約束も。
無碍になる。
七瀬はさらに爪を立て、血が出るまで深く深く食い込ませる。
ーーーしっかりしろ、しっかりしろ!
おれはまだ気が狂うわけにいかない。
我を失うわけにはいかない。
七瀬は弱まりそうな自分の心に鞭打つように、爪をギリギリ立て、目を瞑って唇を噛み締めた。
男が頭上で舌を打つ。
「おらっ!気い逸らしてんじゃねえよ!!
舐めてんのか!!」
「あ、あぐっ…!」
男の足が七瀬の白い肩を踏みつけた。
ギリギリと押され、身体が思わず跳ねる。
「はっはっはっは!やーっぱ、こいつ
惨めだなぁ、前は委員長までやってたのによ!
今はこんなおれたちに踏みつけられてのたうち回ってんだぜ!!」
ギャハハ、と他の方からも声が上がる。
ーーーこんな男共に…、
七瀬は痛みに耐えながら、その男を強く睨んだ
ーーーこんな男共に、屈するわけにいかない。
熱と寒気と怒りに震えながらも、なお七瀬は睨み続ける。
下卑た笑い声が不意に止んだ。
「おいてめぇ、何睨んでやがる。」
男は屈み込み、七瀬の前髪をガッと掴んだ。
「…ぅっ、」
「まだ状況理解できてねえようだなあ、おい。
もっと仕置きが必要か?あ?」
「ククッ、懲りねー奴!」
「あっ、そうだ!アレ、使ってみよーぜ!」
「アレ?」
弾んだ声を上げ、一人の男が部屋の隅の鉄の引き出しを指す。
他の男達も、何か思い当たったのか不気味にニヤリと笑う。
「じゃあ、おれ取ってくる。」
「ああ、薬も追加でな!」
「盛り上がって来た。」
「良かったな、これで少しはお前のその強気もこなごなに砕けると思うぜ。」
下卑た笑い声が七瀬の真上でむなしく響く。
七瀬はもう、何も考えたくなかった。
男達が嫌な笑みを浮かべ、引き出しから取って来た幾多の玩具のようなものが、これからどうなるかも、
もう、わかりたくなかった。
ただ早く、この地獄のような時間が過ぎるのを
七瀬はただ耐えて祈る事しか出来なかった。
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