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冷たい雨(R18)
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降り続く雨。
瑠衣は一糸まとわぬ姿で、ダヴィッドの逞しい腕に抱かれて眠っていた。
シーツ一枚くるまっていない・・・
フランス・パリでは、激しい雨が降ってきた。
追い打ちをかけるかのように落雷が伴い、地面を激しく突き付ける感じがしたほど。
*********
「冷たい雨だ・・・」
気温が上がったとしても、5度も満たない。
傘を差しても、到底、追いつきそうにないほどの激しい雨が降ってきた。
横殴りの雨であるため、前身ずぶ濡れ状態の瑠衣。
「兎に角、全力疾走で部屋に戻ろう」
瑠衣は部屋に急ぎ足で戻ろう、とした。
「何をやっている、ルイ?」
瑠衣は屋根で雨宿りをしていたところ、ダヴィッドに声をかけられた。
ダヴィッドもずぶ濡れだった。
「傘が壊れたんだ。雷が落ち着くまで雨宿りするほかなくて・・・」
「なら、来い。このままだと、風邪をひくぞ」
雷はやむ気配はない。
瑠衣は素直にダヴィッドの言うことを聞いて、ダヴィッドの部屋について行った。
取りあえず、瑠衣たちは交代でシャワーを浴びることを決めた。
もう、我慢がならず、お互いに来ているのを脱がし合っていた。
ただでさえ、顔の小さいダヴィッド。
濡れた髪はさらに、顔の小ささに拍車をかけていた。鍛え抜かれた彫刻のごとき身体に水滴が滴っていて、艶めかしく感じさせる。
蛇さながらの長い手足、腰骨の位置が高くお尻も小さく引き締まっている
ダヴィッドと入れ替わるように、瑠衣はシャワーを浴びた。
シャワーを浴び終えた瑠衣。リヴィングでは、ダヴィッドは素材の良いバスローブを身にまとい、ペリエを飲んでいた。
すぐさま瑠衣を軽々と横抱きにして、ベッドに腰かけさせた。
ダヴィッドも瑠衣の隣に座り・・・
長い指先が瑠衣の唇にそっと触れてくる。端麗な顔を持った視線が瑠衣と絡みつく。
最早、至近距離である。
「ルイ」
ダヴィッドは、瑠衣に静かにキスをした。
そして、ダヴィッドの腕に瑠衣の身体を攫いこみ、そのままベッドに押し倒された。
キスはやがて、深いものとなっていき、瑠衣の身体を弄りながら、腰のバスタオルを床に落としていった。
キスは、唇だけじゃない。瑠衣の身体中あちこち。
胸の先端をちゅくり、と吸いながら、瑠衣の下半身に手を滑らせていった。
「・・・あ・・・ん・・・っ・・・」
瑠衣の喘ぎ声が漏れる。
ダヴィッドの唇は、下腹部まで下りて行き、瑠衣のものを銜え、愛撫していく。
その間、瑠衣の内部を探り出し、蕾を見つけた。
蕾をダヴィッドの舌先で愛撫。瑠衣は激しい快感に襲われた。
「・・・ダヴィッド・・・そこ・・・」
どうやら、瑠衣の弱点を見つけたダヴィッド。
舌先で愛撫しながら、指先で抽挿を繰り返した。
瑠衣は、思わず、シーツを握っていた。
ダヴィッドはバスローブを脱ぎ捨て、瑠衣に覆いかぶさる。
激しい雨、落雷、雷の光に照らされたダヴィッドの身体。
張りつめた筋肉、いつもと変わらぬ肌の匂い、ぬくもり、放つ色香。
ルイ・シャルル王太子の肖像画がこのまま、成人を迎えたを彷彿させる気高い美貌。
そんなダヴィッドもベッドの上では、獰猛な肉食獣に変貌する。
ダヴィッドは瑠衣の華奢な脚を担ぎ、両足をひらく。
そして、ダヴィッドは瑠衣に宛がいながら、奥までしっかりと満たしていく。
焼けた芯は瑠衣の身体を容赦なく貫くようだった・・・そして、瑠衣の上でゆっくりと腰をゆすった。
淫靡で濡れた音がぐちゅりとした。
「・・・Je t'aime・・・Louis・・・」
ダヴィッドは瑠衣の耳たぶに静かにキスをしながら、囁いた。
「・・・Je t'aime・・・David・・・」
二人は激しい落雷をものともせず、求め合いながら・・・静かに眠りについた・・・
最早、瑠衣は、ダヴィッドのことしか考えられない・・・
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