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◇ ここは?
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目が覚めると、フワッフワのベッドに横になっていた。
今までさわったことない気持ちよさ……
熱はもう良くなったみたいだった。
体もあつくなく、だるくない。
再び部屋を見回す。
窓から朝日が差し込む白い綺麗な部屋。
置いてあるのは
ベッド、机に椅子、どれも高価そうなものだ。
何で僕がこんな所に????
うんうん悩んでいるとガチャリと扉の開く音がして
ビクリと身体を揺らし扉の方へ振り替える。
「目を覚ましたかな?」
僕?僕に話しかけてる、よね?
「おはよう、少年。
君は俺が引き取らせてもらったよ。
体はもう大丈夫そう?」
僕のこと、みたいだし、返事しなくちゃ。
それに引き取ったってことは御主人様ってことだし
「ぁ、だ、大丈夫です……」
その言葉と同時に御主人様は僕の方へ歩いてきた。
……ハッ!!!
僕ごときが、こんな、ベッドに寝るだなんて……
どうしよう……降りなきゃ!
「ごごごめんなさい!今すぐ下りますので、ぶつのだけはやめてください!」
死ぬ思いでベッドから這いずり降りる。
長いこと四つん這いで過ごしてきたせいで、足だけでは上手く進めないのだ。身体もほぼ骨と皮だ。
身体を丸めて、頭を守り、ブルブル震えていると
不意に抱き上げられた。
「ひぁ!」
「そんな事は気にしなくていい。
これからは、1日3食しっかりと食べるんだよ。
いい?これは、命令じゃない。俺からのお願いだ。」
フワリと頬笑む美しい顔につい見とれてしまう。
「ぉね、がい?」
「そう、お願い。君は奴隷じゃないんだから命令なんて受けなくていいんだ。
これは俺だけじゃなくて他の人からもだよ?
そんな事があったら俺にすぐに言ってほしい。」
「え、僕は、でも、」
「さぁ、まずは俺の部屋へ行って朝食だね。
お話は、食べ終わってからにしよう。」
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