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別に釣られたわけじゃない
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信吉「ついて行ったところで俺になんのメリットがあるんだよ」
平太「そりゃあ…まぁないけど」
信吉「じゃあ行かねぇ」
涼花「えー行こーよー」
信吉「行かねぇっってんだろ!!」
平太「幸村~お前からも頼めよ~」
食堂にコイツらと行ったら間違いなく陰口がエスカレートする。
それに運が悪けりゃ生徒会に風紀,各委員会の委員長達が居るかもしれない。
どうせ生花の俺はこんなんだからそう簡単に気づかれはしないだろうがもしもの可能性が残っている以上メリットもないのに行く意味なんてない。
幸村「はぁ…織田川,食堂でなんでも奢ってやる。今日着いてきてくれたら今週いっぱいは俺が昼食に弁当作ってやる」
«ピクッ»
信吉「…」
平太「…織田川?」
涼花「おーい…」
弁当。奢り。
信吉「ついて行ってやる……おい,笑んな真田森」
幸村「悪い…ッふ……クッ…」
別に釣られたわけじゃない。
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