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始まった会議3
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歳無「次」
信吉「特に変わった点や問題点はないです」
座ったままそれだけを伝える。
ルールとして発表の時司会等をしている風紀と皆に命令を下す生徒会は発表の時立たなくてはならない決まりだが部活動と委員会は立っても立たなくても良いとなっている。
だがこの委員長は面倒くさい人だ。
歳無「毎回言っているが発表の時は立て図書委員会委員長代理」
信吉「ルール上俺が発表の時必ず立たなくてはならないという決まりはないはずですよね」
歳無「最年長として当たり前の行動だろが。年上への尊敬の意を示せ」
信吉「尊敬しなければならない人物などこの部屋に果たしていただろうか?
それにそちらが提示したルールに俺は忠順に従っているだけ。
そんなに気に食わないのならルールをアンタが変えればいいだけの話だ…」
机に置いている書類に落としていた視線を上げる。
少しだけ口元に笑みを作り…
信吉「何か間違ったこと俺言いましたかね?間違っているのなら教えてください風紀委員会委員長様?」
はい論破。
毎回毎回この講義で負けている。
ルールを何故変えないのか不思議だったから今回はその事について言ってやった。
三月「今回も歳無の負けだね」
如葉「お前もしつこいな歳無」
歳無「…本当にルールの内容を見直すか。斎川書いといてくれ」
一「ん」
自分の発表も終わったことだしまた手元の書類に目を通す。先程会議が始まる前に配られた新しい書類と照らし合わせながら読み進めていく。
後ろにしていた横髪が落ちてくる。
そう言えば伸びたな髪。
そろそろ切らないといけないか…。
でも今月はそこそこお金の残りが危ないんだよな。
なんだかんだ言って世の中金なのは今も昔も変わらぬ事実。
"おかねがすべてじゃない"と言う偽善者がいるがじゃあ貧乏で死んでいく者達をお前が身をていてし助けられるのかと言えばNOだ。
所詮綺麗事に過ぎない。
まだまだ足りない。
このままじゃ禁句から一生出れない。
早くあんな所からボロくてもいいからどっかのアパートかマンションに住みたい。
飯は当分真田森が保証してくれる。
ヘアスプレーとカラコンも買わなきゃならんし…。
…面倒くさい。
いっその事誰かの紐にでもなりてぇな。
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