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弟 5
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シングルサイズのベッド。男2人が揃って寝るには、少しきついかもしれないと思ったけど、弘樹が幸樹のどちらかが案外小さかったので(どちらかとは、言わないでおく。)結構余裕をもって横になれた。
「幸樹、明日に何時に起きるの?」
「んー、6時位」
「目覚まし、じゃあ6時でいい?」
「うん」
まぁ俺はこんな早くに起きないけど。気づいたとしても起きない。
「じゃ、おやすみ」
「おやすみ〜」
寝る挨拶をしてから、寝たふりをして弘樹は考える。
何故、幸樹が今日、一緒に寝ようなんて言ったのか。
(全く分からない……)
隣からはもう、規則のいい呼吸が聞これる。
寝たのだ。幸樹は、寝ると言ったらちょっと経ってから寝る。いいように出来ている。
それと違って弘樹は寝るって言っても、幸樹みたいに、すぐ寝付けない。1時間くらいは、目をつむっても脳は起きている。
(なんでた……?)
さっきから、ずっと同じことを考えている。
しかし、弘樹も眠たくなってくる。
(考えんの辞めて、もう寝よう。)
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