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「ん、ちょ…高木先生…ッん、」
火照った氏原の、耳、頰、鼻、額、首…
至る所にキスを落とす。
ある一点を除いて。
「フッ…さっき自分から言ったんだろ、名前で呼ぶって。
…呼べよ、教えただろ…忘れたなんて言わせねえ」
涙で瞳を潤ませた顔は、この世のどんなものより美しくて
「…こ…こ、ぅ……」
緩く開いた唇からは、微かに音を発する
「ちゃんと言えよ。」
至近距離で見つめると、決まって恥ずかしそうに
視線を左下にやる氏原が
可愛くて、色っぽくて、綺麗で
「…っ、コウメイ…んふっ、ん…」
名前を言い終えたと同時にその唇に貪り付き
深く、いやらしく舌をねじ込めば、
2人の吐息と混じり
チュクチュクと水音が漏れた。
暫しの口づけを楽しんだ後、
スルリと手を氏原の腰へ回す。
細くてくびれがしっかりあって、
「…えっろい身体…」
心の声がつい口に出てしまう。
その時不意に触れてしまったのは
下半身の微かな主張。
「…なぁ、ユキト
キスしただけで何勃たせてんの…?」
「…えっ、ぁ…そ、れは…ひゃっんっ、」
緩く勃ちあがるそれを右手で包み込むと、
今までに聞いたことのない氏原の甘ったるい声を聞いた。
「…ハッ。やべー…俺このままキスだけじゃ
終われない気がするんすけど…」
眉の端を下げた氏原もまた、まんざらでも無いような
顔をしていた。
俺は手元の缶ビールを持つと、口に入るだけ詰め込み
喉を通さぬまま氏原に口付けた。
コクン、コクンと白い喉が上下に動くのを確認し、
自分の口に残ったものを飲み干した。
「…酔っ払った勢いで…なら
しかたねーよな。」
いきなり酒を飲まされた意図を理解した氏原は、
笑みを零して小さく頷いた。
「……ベッド、行きましょう…?」
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