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熱が高いこともあって、今日は目を覚まさないかもしれないということで、とりあえず碧海と久我野先輩には帰ってもらうことにした
2人には本当に感謝しかない
1人だったらパニックになって大変だったと思う
「先輩本当に助かりました。ありがとうございました。
碧海も侑舞を見つけてくれてありがと」
「別にいいって!!! 俺が勝手に言い出したんだしさ」
「困ったときはお互い様だ。気にすんな」
「2人がいてくれなかったら、どうなってたか分からない
よ」
「本当にあんま気にしなくていいって!」
「いや、さすがに気にしますよ……」
「本当に湊は変なとこで頑固だね~。じゃあさ、今度ご飯
行こうよ! それでチャラにしよ?」
なかなか折れない俺に、先輩が折れてくれた
「頑固じゃないです。分かりました。詳しいことは後日決
めましょう」
「おっけ~。落ち着いたら決めよう」
「はい。あ、碧海もなんか考えといてね」
「えー?俺は別にいいよ」
たしかに碧海はこういった話は嫌がる
高校の時から他の奴らに言われても理由をつけて断っていたのを思い出した
「だめ。俺の気が済まないからなんか考えて」
「勝手だな!? 今は思いつかないし何か考えとくわ(笑)」
俺が横暴なことを言うと、碧海は優しいから何かと聞いてくれる
「うん。決まったら教えて。俺ができる範囲のことにして
ね!」
「分かってるよ(笑笑)」
「じゃあ気を付けて!」
「また明日にでも来るから」
「ありがと」
「おう! じゃあな」
俺に手を振りながら、2人は行きと同じように先輩の運転する車で帰っていった
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