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宇津木さんは運転する車は快適だった
アクセルワークが上手いし急ブレーキも無いので安心して乗っていられた
俺も免許取りに行きたいななんて考えながら車に揺られていた
家までの車中、何となく無言は気まずいので会話をしようと宇津木さんに聞きたいと思っていたことをぶつけてみることに
「あの、宇津木さんはお店を開けない日は何しているんで
すか??」
「自分の店の方で仕事してるよ」
返ってきたのはまさかの答えだった
他の店で働きながら自分の店もってどんだけだよ……
思ってもみなかった返答のせいでフリーズしてしまった侑舞の代わりに碧海が会話を続けた
「奏志さんの店ってカフェでしたよね?」
「そうそう。ちっさいカフェ」
「隠れ家みたいですよね。あの店は」
「まぁなー。うちの店は静かなあの雰囲気を大事にしてる
からな。もともと俺のじいちゃんが静かにゆっくりと出
来るカフェでもあればなって言ったのがもとでできた店
だしな」
「俺もあの店の雰囲気好きですよ。最近は店が常に繁盛し
てるから行けてませんけど」
多賀さんはそう言って苦笑していた
「その宇津木さんのお店って毎日やってるんですか?」
「うーん。ほぼほぼ開けてるかな? 俺がいないときは他
の奴に頼んで開けてもらってるよ」
ま、実は代わりに開けてくれてんのは俺の妹なんだけどな。と客には教えてないという秘密を教えてもらった
俺は料理の知識しかねーから飲み物に関しては妹に助けてもらってんだ。と手伝ってもらってる理由も教えてくれた
今はちゃんと飲み物も出来るという補足と共に
宇津木さんの副業の話で盛り上がっていたら家に着いてしまった
多賀さんと宇津木さんにお礼を伝え去っていく車を見送るとさっさか家の中に入っていった
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