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ふと時計を見ると20時を過ぎていた
お風呂に入っていないことを思い出し、慌てて着替えを持つと下に降りた
お風呂場に向かおうとするとリビングの明かりがついていることに気づく
俺よりも早く帰ってきていたようだから、風呂も夕飯も済ませているはずなのに自分の部屋に行かないんだなと不思議に思いながら通り過ぎようとした
でも、テレビの音もそうだが、物音が何もしないことに違和感を覚えリビングの中に入ることに
視線を彷徨わせるとソファーの上でぐったりしている侑舞を見つけた
え?どうしたの?
食事の時は元気そうだった
実は無理してた?
とりあえず近くに行き顔を見たらほんのり赤くなっていた
冷えピタを張ってやろうとキッチンに行き冷蔵庫を見たら切らしてしまっていた
仕方がないので冷たいタオルで代用しようと氷水を作り、絞ったタオルを額に乗せてやった
熱があるなら水も飲ませないといけないな……いやその前に熱を測るのが先か
体温計を探し出しリビングに戻ったら侑舞が起きていた
体調のことを聞くとどうやらのぼせてしまったらしい
水は眠る前に飲んだそうだがもう一度飲んだ方がいいだろう
ついでに保冷材も持ってこようとバタバタとキッチンに向かおうとしたところで体温を確認しなかったことを思い出した
体温計で測ってもいいのだが額に触れれば大体は分かるからいいだろうと額に触れたとき髪にも触れた
その時にヒヤッとした感じがしてあれ? ってなった
いや、まさかね?
いくら何でもないよね? と思いながら一応確認してみた
「……侑舞髪乾かしたよね?」
それに答えることはせず曖昧に笑ってみせた侑舞
はいはい乾かしてないのね……
小言を言いながらも髪を乾かしてやった
途中寝そうになる侑舞を必死で止めながら
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