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「先生、ま、まって…っ」
「何を待つんだよ。ほら手上げて」
「だ、だって…!ほわっ!?」
「変な声」
もこもこの泡と共に先生の手が俺の乳首に触れて、言われた通り変な声が出た。
俺はお風呂用の椅子に座らせられて、体を洗われている。
嫌だって、恥ずかしいって言ったけど、そんな意見は通らなかった。
鏡がないから分からないけれど、多分俺の顔は真っ赤だ。
もどかしい擽ったさに必死に耐えていると、先生の手はさらに敏感な所へ移動した。
「そこやだっ、触らないで」
「どうして?ちゃんと洗わないと駄目でしょ?」
「い、いいっ!俺が洗うからっ…ひッ」
「ちゃんといい子にして、ね?」
自身をきゅっと握り込められ、驚きに声を漏らす。
にこりと微笑む先生の顔は相も変わらず意地悪顔で、もうどうにもできないと悟った。
そのまま先生に身を預けて数分。
ようやく満足したのか、シャワーで泡を流され浴槽に入るよう言われた。
温もりに癒され一息つくと、先生はその間に自分を洗う。
なんで俺だけ。
ムッと頬を膨らませながら縁に腕を乗せて軽く目を瞑った。
「――穂中」
「ふぇっ…?」
「風呂で寝たら溺れるよ」
目を開けるといつの間にか先生が俺と同じ浴槽に入ろうとしていて、慌てて俺は外に出ようとする。
けれど先生に体を持たれて戻されてしまった。
狭い空間に男が二人、当然体が密着して肌が触れ合う。
それに先生と向き合う体勢になって、妙に近い。
「お、俺邪魔じゃないですかっ?」
「逆に居ない方が駄目でしょ?何のために風呂まで連れ込んだと思ってんの」
「え、何のためですか…?」
「何だと思う?」
そう言って小首を傾げる先生に、俺は考えてみる。
一緒にお風呂に入る理由なんて、裸を見たいから…とか?
でもそれならいつも勝手に見られてるし、そもそもそれ以上に恥ずかしいことしてるから関係ないような。
顎に手を当て、うーんと唸っていると突然体を引き寄せられた。
お湯がパシャンと弾かれて、先生の顔がドアップになる。
「穂中とイチャイチャするためでしょ?」
「えっ!?な、なななん、でっ、んッ…!」
疑問を口にする前に、唇を塞がれてしまった。
後頭部をがっちり抑えられ、逃がさぬよう器用な舌先で口内を蹂躙される。
そしてもう片方の手は、俺の背中を擽る。
指でするすると撫でられて尾骨まで行くと、また上へと戻る。
それを何度も繰り返されると擽ったさが徐々に快感へと変わっていく。
ゾクゾクして、堪らなくなる。
行き場を失っていた手を先生の肩に乗せると、 目の前の瞳が嬉しそうに揺らいだ。
それが分かった瞬間、先生の手が別の場所に移動したことに気づいた。
「ぁ、ふ…、そこっ、触らないでっ…」
「どうして?穂中はもう十分ここで気持ちよくなれるでしょ?」
「やッ…ぁ、なるっ、なるからだめっ…!」
先生の謎の行動からほとんど経たない内に、俺の乳首は快感を覚えてしまっていた。
今じゃ触られるだけでビクビクと体が震える。
さらに捏ねられたり、引っ張られたりされたら堪らない。
嫌なのに、体が勝手に求めてしまう。
それならば、せめてお風呂場でするのは回避したい。
きっと入浴する度に思い出して、お風呂どころではなくなってしまう。
俺は後ろに退くのを諦めて、逆に先生の首に手を回して抱き着いた。
「ここじゃ、やだ…」
俺のものは既に勃起していて、先生の腹に擦り付けているし、この先どうなるかなんて見えている。
先手を打つ俺、成長したかもしれない。
そんなことを考えていると、抱き着いたまま体が持ち上がり背中をひと撫でされる。
「じゃあ続きはベッドかな」
先生は嬉しそうに呟くと、俺を抱き抱えたままお風呂場を後にした。
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