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啓太sid 可愛いゆーちゃん
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ゆーちゃんと友達? になったその日に昼ご飯を一緒に食べる事になってゆーちゃんを食堂に誘った。
隣に立ったゆーちゃんは、思いのほか小さくて可愛い。
自分が小さい事に拗ねてる姿が可愛いくて頭をポンポンしたりしてたらフッとゆーちゃんの顔が暗くなった。
まただ。
ゆーちゃんに出会って間もないけれど、それでも何回か表情が暗くなる所を見る。
何があったのか凄い気になるけど多分俺が聞いても教えてはくれないだろーし。
そんな事を考えながらゆーちゃんを見ていると
「とりあえず、昼飯だろ? 早く案内しろよ……行くんだろ? 食堂」
と、言われたので笑顔で答えて食堂に向った。
初めて此処の食堂を見たゆーちゃんは、驚いているようで入口で固まっている。
目は隠れているけど、きっと髪の向こうの目は丸く見開かれてるんだろう。
想像して笑えるね。
俺は、驚いているゆーちゃんに一言かけると中に進んだ。
ゆーちゃんったら、周りをキョロキョロしながら歩くもんだから遅いんだよね。
で、ちゃんと前見ないから人とぶつからないかとか。広いから迷子にならないかとか心配で気がきじゃない。
一応、ゆーちゃんを気にして歩いてはいるけど……。
多分ゆーちゃんには、気づかれてないんだろうね。
「んー……。 少し来るのが遅かったかなー。 空いてる場所ないねぇ」
食堂をある程度見た所で座るとこが無い事に気づく。
確かに、来るの遅かったし仕方ないか。
残念だけど諦めて帰ろうとした。
「あ、あの! 宮芝様、よろしければこの席どうぞ!!」
その時、男子にしては高い声でそう言われた。
席を譲ってくれた子達は、見たことない子だったけど多分ファンクラブの子だろう。
せっかく譲ってもらった事だし、と席に着くと早速注文の準備をした。
ゆーちゃんからの質問に答えつつメニューを開いていると、ゆーちゃんが
「俺も宮芝様って呼ぼうかな。」
なんて言い出すもんだから
「だめ!」
って、もちろん即座に却下したけど。
ゆーちゃんの顔を見る限り却下された理由もなにもわかっちゃいないと思う。
でも、まぁそれも仕方ないかな。
「優ちゃんは俺の気持ち考えなかった罰としてアーンの刑ね」
とかも言って見たけど多分わかってないよね。
まぁ、わかった時の反応が楽しみだからいいけど。
とりあえず、二人とも注文しおえたし来るのを待つ事にした。
頼んでから数分すると直ぐに運ばれてきて安定の早さだなと感心する。
ゆーちゃんの前にもご飯が置かれたのを確認するとアーンしようと待機してみた。
……が。
ゆーちゃんは、自分の焼き飯を食べるのに夢中で俺の方を見ない。
ハンバーグを食べてムッとしながらもずっとゆーちゃんを見つめる。
すると、やっと気づいたようでスープをすくって俺に向けると首を傾げた。
なんだ、可愛い。
可愛いすぎるよ。
その勢いで頷いて向けられたスープを冷まそうとしたらゆーちゃんは、レンゲを自分の方に戻した。
フェイントか!?
とも思ったけど、そうじゃ無いようでゆーちゃんは自分の口元に近づけるとフーフーしはじめた。
ゆーちゃんが、俺の為にフーフーしてる。
フーフー!! フーフーだよ!
そうして冷めたスープを俺の口元に持ってきた。
ゆーちゃんの方が座高も低いから当然したから俺を見上げる形になってるし。
フーフーの名残りかなんかで口がフの形で薄っすらとあいている。
あいた口の中に赤い舌も見えて……。
変な所に目がいってしまって申し訳ないとか思いながらスープを飲むのを少し躊躇した。
しかもなんだ。
ゆーちゃん、俺がスープ飲む時もじっと見てくるものだからなんか恥ずかしい。
つい、下を向いてしまった。
多分、今耳真っ赤だ。
……なんか、俺ばっか恥ずかしがってなんか、なんか、なんか!!
ムカついちゃうよね。
俺は、バッと顔をあげるとハンバーグを掴んで驚いているゆーちゃんに突き出した。
「はい! ゆーちゃん口あけて!」
ゆーちゃんは、何回も拒否してきたけど約束と言うと渋々口を開けた。
薄っすらと口を開ける姿がやっぱりどっかエロくて。ついハンバーグを押し込んでしまった。
ゆーちゃんは、少し怒ったような感じだったけど美味しいかと訪ねるとちゃんと答えてくれたし。
やっぱり可愛いくて、また一緒にご飯食べたいなぁ……なんて思ってしまった。
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