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出会い -1-
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君を見た瞬間、僕の胸がギュッと熱く、弾けそうになった。
先、…輩…っ
高校で好きになって、ずっと想いも伝えられずに終わってしまっていた僕の恋。
その姿は前よりもずっと背は高く、男らしい。
タバコを吸っている先輩のその視線の先は何だろう。
ふと見上げた瞬間、
満開の桜が僕たち2人を囲むように花弁を舞い散らす。
あ、桜…
「綺麗。」
まるで僕の心を読んだかのように、同じように桜を見上げていた彼が呟いた。
っ…
驚きながら彼を見ると、視線が絡む。
「鷹野先輩…」
「ん?俺の名前知ってんの?」
彼と交わした2回目の会話。
「っ、は、はいっ。」
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