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新矢自由という男2
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最初は彼女がいるからほかの女と絡むのはまずいと思いあのような顔を見せたのだと思った。だが、先輩ははっきりと「違う」と言った。
「えー、先輩彼女いないのかー。こんな美味いクッキー作れるのにもったいねー。あ、でも逆に、…オレにもチャンスあるってことか。」
そう、オレはバイだから先輩だって恋愛対象。先輩は割とタイプだし、料理ができるのならばポイントは高い。もし、先輩もオレと同類であるならば、と鎌をかけてみた。
「もしかして、先輩、女の子あんまり好きじゃない感じ?だって、こんなクッキー作るのに上手いんだぜ?女がほっとくわけねぇよ。」
そう言うと、先輩からオレが望んだ通りの回答が返ってきた。
「あのな、言ったら引くかもしんねぇけど。僕、お前が言った通り女が嫌いなんだ。だから、恋愛対象も男。お前、僕の近くにいたらいつかそういう目で見られるぞ?
ビンゴ。あ、でも先輩はゲイの方だ。まぁオレからしたらどっちでもいいけど。いいね、オレのにしちゃおうかな。
「な、なんだよ…気持ち悪いならはっきり言え!」
先輩は一瞬泣きそうな顔をして保健室から立ち去ろうとした。
そうはさせるか。
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