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罪悪感
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あぁ…授業が終わって放課後になってしまった。
ぼーっとしてる間に横に座ってた筈の姫野さんはいつのまにか居なくなっていた、今すぐ帰りたい…。
でも行くって言った以上は行かないと…はぁ…死にたい
オレは重い腰を上げ、自分のカバンに教科書を詰め込み帰る準備をして…カバンを持ち屋上に向かった。
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屋上に続いてる階段を登っていくが足が重いし、気分も悪い、今すぐにここから逃げ出したい。
でも現実は不条理で逃げたいのに逃げれない、すぐに上り終わってしまった、もっと長くてもいいのに…。
扉を開けるとやはりと言うか…
居ないと可笑しいのだが少女がっていうか……
姫野さんがいた。
凛「遅くなってごめんね…それで話ってなに?」
姫「ううん!こっちこそ!ごめんね、呼びだして!あのね!あのね!えっとね…」
凛「なに?」
姫「私…柊くんの、事ずっと前から…その、すっす…す」
凛「酢?」
酢なんだ???酢ぶっかけてやる?とか?いや…まて…まさか…すまきか?すまきにして、東京湾に流してやるから、覚悟しろってことか??
……こっこわ……
姫「すすすすすす!好きなの!付き合って!!」
凛「………へ?…」
姫「あのね!私ね、ずっと柊くんのこと見てたの!隣の席になったときも凄く嬉しかったの!横でいつも柊くんの顔を見たりしたり凄く幸せだった…ハッごめんね勝手に顔見たりして…でも…柊くんが…好きなの…本当は見てるだけで…我慢する気だったんだけど…さっきのその教室での男子の、話を聞いたらいても立ってもいられなくて…だから!!お願い…よかったら!付き合って下さい!!」
凛「罰ゲームとかじゃなくて?」
姫「そんなの!じゃないよ!!本当は好きなの!!ずっと柊くんの側にいたいの!」
……まさかのパターンだ。
男に告白されてた事はあるが…
女の子から告白してもらったのは初めてだ。
ドキドキする…正直に言おう…!
嬉しい、付き合いたいとも思う。
思うが!
無理だ…。
とてもじゃないが、彼女なんて今の俺には作れない……後で酷い結果になるのは目に見えてる。
だいたい俺には誰にも知られたくない秘密があるから友達を今まで作ってこなかったのに、彼女なんて尚更駄目だ、バレる確率が高くなるだけだ…。
姫「あのね、別に今すぐに返事か欲しいわけじゃ「悪いけど断るよ君とは付き合えない」え?」
彼女は俺に気遣って返事はゆっくりでいいと
言おうとしたんだろうが
俺としては、付き合う気がないのに、先延ばしにするのは彼女に失礼だと思うので彼女の、言葉を遮り、断りの言葉を述べた。
姫「あの、ごめんね…迷惑だとは思うけど理由聞いてもいい??」
凛「……俺は、彼女とか要らないんだよね、欲しくないし、」
姫「いつか欲しくなるとか?」
凛「ないから」
ごめん…本当に、ごめん…俺に人と付き合えるときなんて来ないよ…だって…俺は…ずっと家に縛られつづけるんだから…。
姫「そ…そっか…ごめんね…しつこく聞いて…それじゃ…バイバイ!!」
彼女は…俯いて、すぐさま走り出して行ってしまった。
泣いてたな……
はぁ…帰ろ。
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