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* Sweet.3 *
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「ごめんね。ゆうちゃん。ゆうちゃんが行くなら俺も、って舜が聞かなくて……。舜が参加するなら今回は諦めたほうがいいかも……」
「はっ……? 諦めたほうがいい、ってどういうことだよ。いくら茅野がイケメンでも、1人か2人くらい……」
「ゆうちゃん知らないの!? 舜は合コンクラッシャーで有名なんだよ!?」
──合コンクラッシャー……ってなんだ?
聞き慣れない単語にはてなマークを飛ばしていると、噂の合コンクラッシャーが夕里達の元へ合流してきた。
「俺に内緒で何こそこそやってんの、夕里?」
茅野の言葉で何故か怒られているような気分になって、夕里はしゃきっと背筋を伸ばす。
次第に何でそんなに怒ってるんだ? と沸々と反発心のほうが浮かび上がってくる。
夕里は遠慮がちに、茅野の肩にストレートをぶつけた。
「……何で茅野も一緒に行くんだよ」
「夕里と遊びたいから。前に食べ損ねたケーキ、ご馳走してあげるから朝日との合コンは断りなよ」
甘いもので釣られて夕里はつい首を縦に振りそうになったが、絶好の機会を逃してしまうことになるので、茅野の誘いのほうを断った。
やや不満気な顔が整った顔に、如実に表れていて迫力がある。
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