アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
* Sweet.6 *
-
「震えながらバカとか言われんの、すげぇ好き」
「ば……バカじゃんっ。そういうの!」
つい反射で茅野を乏してしまったが、頬を緩ませながらぎゅーっと抱き締められるだけだった。
裸の胸にぐりぐりと顔を押しつけられて、犬かよ、と内心で突っ込みを入れる。
のろけを不機嫌な返事で返すのもいつものパターンでなんだかなぁ、と夕里は黒い髪を撫でながら迷った。
「俺も、好き……だよ? ……舜のこと」
「何で今日そんなにデレてくれんの。美味しいもの食べさせたから?」
「別に、好きなんだから好きって言ってもいいだろ……ん、んっ」
後ろに指を突き入れられて、夕里は身体を強張らせる。
潤滑剤やその代わりのものすら使われていないため、指一本でもかなり苦しい。
すぐに入れられるくらいに硬くなっている茅野のものが、太股に擦れて軽い悲鳴を上げた。
「や……まだ入らないから……っ。いれないで……あ、あっ、あぁ」
「入れねぇから。痛くしたら一生したくない、って言われそうだし」
浅い場所に指を埋めたままで、茅野は散らかった部屋を見渡す。
ちょうどベッドの上に置きっ放しにしていたジェルタイプのハンドクリームを手に取ると、片手で器用に押し出した。
女性物だが、限定のデザインと香りに惹かれて通販でぽちりと購入したものだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
188 / 255