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砂漠の悪魔 19
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婚儀を兼ねた閲兵式の後、一部の軍のものと共に中洲に戻ったセテフ達は高台の別棟で祝賀の宴をひらいていた。
少々機嫌の悪い鰐館の主は、無礼にならないギリギリの線で耐えている。
そんなセベクの元に、それとなくアキラを寄越す。
途端に気分を向上させるセベクが単純なのか、そうさせるセテフがうわてなのか。
いつもの様に上機嫌で、アキラに魚の身を取ってやっているのを見てホルエムヘブは複雑な思いをしていた。
sideホルエムヘブ
先ほど紹介された奥方は、近くで見れば見るほど……小さい。
子供ではなく来年成人だと聞いても信じられない。
『聡い子だよ。』
閣下( セテフ )はそう仰るが……
夜も更けてきて、いつの間にか奥方の姿が見えなくなっていた。
だがそのときの私は別段おかしな事だとも思わず、閣下と共にいたのだがアビス殿の事はすっかり失念していた。
閣下が御酒を控えられているのに合わせて酒を控えていた私は、想像通り閣下の部屋へと呼ばれた。
宴席からの道すがら、黙って前を進まれる閣下の後ろで何かを耳にした私は反射的に足を止める。
“ なんだ? ”といった様子で振り返られた閣下は意地の悪い笑みを浮かべられている。
「そうだな、少し寄っていこうか。」
独立した棟の一つに近づくとか細い嬌声が聞こえてきた。
「……やだ……やめて……やめて……アビス、いたいよぉ…… 」
私はハッとして閣下を見つめる。
粘着質な水音と共に艶やかな喘ぎ声が聞こえた。
テラスの端から中を伺ってみると、アビス殿が白い脚を肩に担ぎ上げて覆い被さっている。
激しく腰を打ちつけられている奥方は啼くことしか出来ない。
アビス殿は上体を起こすと奥方の膝が胸につくほど折り曲げてのしかかり抽挿し始めた。
白濁の飛沫が飛ぶほどの激しい抽挿に奥方は涙して押し退けようとしている。
が、びくともしないそれがアビス殿を煽ったようで、ガツガツと奥を突き上げはじめる。
己の下半身が熱を持つような、そんな激しい情交をあの子供にしか見えない身体に強いているのか?
私は混乱した。そのとき。
「俺のいない数日の間に何人の男を咥え込んだんだよ⁉︎ 」
ガクガクと痙攣している奥方の様子を気にも留めずアビス殿は突き込んでいる。
「聞いたんだぜ。タウエレトとヤったって。
ガバガバになってんじゃないかって心配したけど、逆に前よりキツイじゃないか?」
「アビ…… 」
差し伸べられた手を褥に押さえつけ、更に穿つアビス殿。
「亀野郎にもヤられかけやがって、俺ら以外の奴の子種を付けられやがってっ‼︎ 」
恥骨と骨盤の当たる音が聞こえてくるような烈しい打ちつけに奥方の手足が強張った。
「俺ら以外の子種はすぐに掻き出さないと承知しないからなっ‼︎ 」
声にならない悲鳴をあげて奥方が逝く。
アビス殿はそれから暫くしてから逐情して己を引き抜いた。
こぷこぷと流れ出てくる大量の白濁。
私はそれを呆然と見つめていた。
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