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昼休み
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昼休みになり、颯斗が弁当を持って机を寄せてきながら俺に話しかけてきた。
「ね、ねぇ柊!」
「ん?」
「あのさ、神城のことどうするっ?」
「どうするって………殺すしかないだろ。」
「ダメダメダメ!殺しちゃダメだからっ!」
颯斗は神城のことを朝からずっと気にしている。
まぁあんな態度の悪い奴初めてだったからな。
俺はあいつに殺意を抱いた。
「とにかく、神城はすごい強敵だね。」
「あぁ。あいつはかなりの厄介者だな。」
「どうしよう。たぶんあの様子じゃこっちがなに言っても聞いてくれないだろうし……。」
うーん、と颯斗が考えこむ。
初めての強敵に相当悩んでいるようだ。
「それは今度の会議で考えるとして、とにかく昼飯食おうぜ。」
「う、うん。」
颯斗は弁当を開けて子供みたいにはしゃいでいた。
………颯斗、おまえはいつでもそうやって笑顔でいてくれ。
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