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07 Dia pason
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そんな会話。
そんなシーンを思い出す。
ぼーっとする頭は、まだ眠いと自覚できるほどには眠い。
今日の予定は、なんと朝から呼ばれていた。
起こされ、事務所の椅子に座っているわけなんだが、まるで学校呼び出しかなにかで特別室にいる気分だった。
ぼーっと窓にうつる空を見上げる。
それは綿菓子みたいにふわふわしていて平和そうで、なぜたが腹立たしい気がして、けれど、羨ましい気がした。
ごめん、待った?
と、橋引がやや遅れて入ってきた。
パイプ椅子をぎっと音を立てて引きながら、俺たちは入り口を見ていた。
無線で聞いた限りだと以前から起きているらしい襲撃事件の拠点についての話だった。
「いや、でも、通常の事件なら俺らは関係なくない?」
色にふると、彼はこくこくと頷いた。
「とりあえず意見を聞こう、くらいなんだろう」
そういうアドバイスだけというのは、よくある。なんでも相談室じゃないので、普段は断るのだが、スポンサーなどの場合難しいときもあった。
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