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記憶 15
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【暴力、流血、不快な表現含みます。苦手な方ご注意ください】
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「うん、決めた。君にしよう」
前の飼い主に返却されてからまだ1週間も経っていないのに、どうやら新しい飼い主が決まったらしい。
これで3人目。
最初の飼い主は3年くらい俺を飼っていたけれど、その人は小さな子供が好きだったらしく、背が伸びてしまった俺は用済みだと捨てられた。
そこに朔間さんが来て、また商品として連れ戻された。
2人目は女の人。俺はパパからの誕生日プレゼントだって嬉しそうに言っていた。
でも、その人の婚約者が、彼女に隠れて俺を抱くようになると、それがバレてまた捨てられた。
そしてまた朔間さんに連れ戻された。
どうせ次もすぐ捨てられる。
せめて捨てるなら早く捨ててほしい。そうしたら、痛いのを我慢するのも少しだけでいいのに。
「さあ行こうか。出ておいで」
俺の3人目の飼い主は、ニコニコ笑って開かれた檻の扉から手を差し出してくる。
なんだか、ちょっと優しそう………変な人。
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