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* Scent.3 *
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後孔の中にあるとある一点に指を押し込まれると、立花は全身を波打たせるみたいにびくつかせた。
──これが、気持ちいいっていうの……?
初めての発情期に過ぎた快感を塗りたくられて、悲鳴のような甘い嬌声を部屋に響かせる。
両手で口を覆っても漏れ出る自分の声が、酷く艶かしい。
「……あ、あぁ、ん」
両足を開かされ、そのまま閉じられないように瑛智の身体が覆い被さってきた。
硬くなってぴんと天を向いて勃ち上がっている自身とはまるで違う、立花の腕の太さと大差のないものが、蕾に擦りつけられている。
瑛智がそれをどうしたいのか理解した瞬間に、立花は精一杯の力でもがいた。
「……嫌っ! そんな、汚いの……っ」
立花がセックスを拒絶すると、瑛智は迷いなく手を振り下ろした。
口を使って瑛智の機嫌を損ねれば頬を、身体をばたつかせて反抗すれば腹や足をそれぞれ殴られた。
「痛いの……いや……」
「かわいそうな立花。つまらない意地を張るから私もつい仕置きをしてしまった。次からは可愛い声だけを上げなさい。そうすれば、お客様にもたくさん愛してもらえるからね」
──お客様って、なに?
問いかける気力は残っていなかった。
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