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*02
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健に彼女ができた。
それがショックすぎて俺は何も考えたくなくて
勉強に没頭することにした。
健とは今まで通り接することにした。
でも、好きという感情だけは消せないでいた。
だから、健が彼女の話をするたびに
胸が締め付けられた。
そしてある日、彼女と別れたことを聞いた。
ハッキリ言って内心嬉しかった。
最低だと自分でも思った。でもそれくらい
健のことが好きなんだよ…
今でも……
「……ん……煉!!」
悠介の呼ぶ声でハッとする。
やば…思い出に浸りすぎた
「あ、ごめん、何?」
「考え事か?
たしかに俺は利用してくれてもいいって言ったけど
ほっとかれたらさすがに傷つくぞ?」
「ごめん……」
悠介には数日前に告られた。
でも健が好きだからともちろん断った。
しかしそれでもいい、と悠介は言った。
利用してくれても構わない、と…
もしこの恋が実らない時は俺のとこに来いって言ってくれたんだ。
「別にいいけどっ」
そういって微笑む悠介に
罪悪感をおぼえた。
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