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小夜は、とても綺麗だった。
くノ一の衣装のまま意識を失った小夜の合わせから、可愛いぷっくりとした乳首がのぞいている。
足首に引っ掛かったままの下着を解きながら、その白く輝く太ももに魅入られていた。
黒い着物地に、赤い縁取りがしてあるその衣装は、白い肌を引き立てる。
我ながら良い見立てをしたと思った。
しっとりと汗で濡れた脚絆と小手を取る。
帯を緩めて、似合っていた衣装を全て抜き去った。
相変わらず若く綺麗な体は、眩しくてならない。
小夜は、出逢った頃より健康的な体になった。
起こさないように気をつけながら、風見は小夜を抱き上げた。
優しくシャワーで体を流していく。
痴漢事件が解決したからには、パートナーシップ制度を進めるよう、小夜と話し合わなければならない。
パートナーシップ制度は地方自治体の制度で、俺たちが望む婚姻とは別のものだ。
例えば、今住んでいるパートナーシップ制度のある区から、パートナーシップ制度のない区へ引っ越す場合は、区に発行してもらった証明書を返納しなければならない。
あくまでも、その区の中で「パートナー」として証明してもらうだけなのだ。
それでも、生命保険の受取人、代理請求人として登録する事が可能になる。
だが、法的根拠はないため、いざ俺が死亡した時は相続税が掛かってしまう。
また生命保険料控除の対象外のため、毎年の年末調整の書類には、なにも書くことが出来なくなる。
メリットとデメリット。
例え、税的控除が受けれなくなってしまっても、小夜さえよければパートナーシップ制度をもって、受取人を変更したいと思っている。
だが・・・。
『嬉しいけど・・・ね?もうちょっと待とうよ?期限まであるし。』
何となく、そうやんわりと反対されそうな気がしている。
いずれにせよ、きちんと話し合わなければ。
未だ眠る小夜の体を抱き上げて、ベッドにそっと下ろした。
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