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核心
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衝撃で少し目が覚めたオレは、思わず伊嶋の方を見る。
伊嶋と目が合うと、クスッと笑われた。
恥ずかしくなり、一度、目を逸らしたが図らずとも少しは表情を和らげることができてホッとする。
「小郷さんお疲れですよね。もう帰るのでゆっくり休んでください。」
「うん。伊嶋もだろ?ゆっくり休んで。今度、お礼にゆっくり飲みにでも行こう。奢るからさ。」
オレが、お礼にと誘うと何故か伊嶋が少し不貞腐れる。
「あー、それじゃダメです。次は割り勘でって約束しました!」
そういうことか。すっかりいつもの伊嶋に戻っていて、不貞腐れる所も伊嶋らしく、可愛くてついニヤける。
「それはそれとして、お礼くらいさせろよ。わかった、じゃあ、こうしよう。今度、2人とも次の日、何も予定がない時に、1軒目はオレの奢りで、2軒目からは割り勘で伊嶋の満足いくまで何軒でも付き合うよ。」
オレは、笑いを堪えつつ折衷案を提案する。
「わかりました。じゃあ朝まで付き合ってくださいよ。今度は、途中じゃ帰さないです。」
伊嶋は、少し膨れながら真剣な顔でオレに釘を刺す。
オレは、そんな伊嶋が可笑しくて、我慢できずに吹き出すと、伊嶋も釣られて吹き出し2人で笑い合った。
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