アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
核心
-
オレが、回らない頭を回転させ伊嶋の言葉の意味を考えていると、2度目のため息を伊嶋がついた。
「本当は、こんなタイミングで言わないつもりだったんですけどね。」
そう言うと、前髪をかきあげ額に手を置いてやや難しい顔をする伊嶋。
その仕草をオレは呑気にイケメンは絵になるな、と見惚れていた。
かきあげた前髪を整え、しっかり目を合わせた伊嶋は誰がどう見ても真剣だった。
呑気に見惚れてたオレも少し背筋を伸ばして伊嶋と目を合わせる。
伊嶋は、少し深く息を吸う。
「小郷さん、オレと付き合ってください。」
伊嶋は、目を合わせたままハッキリと告白した。
そう、オレは伊嶋に告白された。
「えっ…。付き合う。って、どこかに一緒に行くとかじゃー」
「じゃないです。恋愛感情として、小郷さんのことが好きです。」
食い気味にオレのアホな発言はあっさり否定されて、誤魔化しようなく、ハッキリとその言葉の意味を告げられる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 26