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性癖
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松永は人ゴミが嫌いだ。
めまぐるしいと言う。
雑音と刺激が強すぎると言うがそれが俺には分からない。
拒絶していてもきつい時はきついとらしい。
人の多いところから帰ると松永はすぐさま爆睡する。
状態が悪いと頭痛がして寝ないと治らないらしい。
寝ると治るから二人で街に出ると帰ってから松永はすぐに寝る。
その日も松永はぐったりして死んだように寝ていた。
「デートの場所間違えたかなあ」
日曜日で人が多い中、服でも買いに行こうと出たのが悪かった。
でもお前俺に言われなきゃ、服も買わないからだろぉおおお!?
中学の時に着ていた服とかジーパンをいまだに着ているってどうなんだよ!?
なんで着れるんだよ!?お前中学から全然成長してないんか!?
いい加減明るい服を自分で選んで買えっ!!
選んでいる彼氏の俺のセンスに「..........嫌」とか言うな!!
お前は自分の見せ方が下手過ぎる!!
と言いたい。物持ちよ過ぎ。
ま、あんま松永は人の目とか気にしてない、ってことなのかもしれないが。
珍しく俺に膝枕されてソファで寝ていた松永がパチッと目を開けて俺の顔を見ていた。
「おはよ」
「おぅ。起きたか」
起き上がろうとする松永の肩を押さえる。
「なん!?」
「俺のよだれー。口で受け止めてー」
「うわぁあああああ!!!」
こいつ。
そんなに嫌がらんでも。
いつもベロチューして唾液なんか何度もネッチョリ交換してるやん。
頭を左右に振ってイヤイヤする松永の顔が本気で嫌がるのがよく分からん。
俺なら喜んで松永のヨダレペロペロ出来るのに。
やっぱり俺は変態なんだろうか。
そのことを親友の戸田と奈々子に聞いてみた。
「........変態」
「.......頭おかしいんじゃないの?」
と即答されてしまった。
「俺いつもベロチューしてレロレロしてるし。松永の唾液とか吸い込むし!!」
「サブッ!!」
「何が寒いんか!!」
「長野ー。そんな内容を真面目に語るお前が怖いわ」
「長野君どんどん変態になってるよね.........」
「お前ら、せんの(しないの)?」
「するかっ!!」
「一緒にしないでっ!!松永君がカワイソ過ぎるっ!!毎回そんなエッチを強要されるなんて!!」
「おいおい.....俺そんなに非難されること言ってるんだろうか」
他にも聞いてみた。
「吉野ー。俺松永の至るところを舐めまわして俺の唾液まみれにしてやりたいといつも思うのだがー」
「あー。分かる分かる」
お前は分かるんかい。
「んでさ。俺の唾液とかいろんな汁飲ませてぇええー!!とか思うわけなんだが」
「あー。長野変態だわー。ドSだわー。無理だわー。きっしょいわー」
おい。分かるんじゃないんかい。
「長野はそのあたりが残念やなー。長野の性癖を会社の連中にばらしてやりたい。爽やかイケメンリーマンではなくてただの変態ですよー、てな」
やはり俺は変態か。
今さらなのか?
もう一人に聞いてみた。
「あーん!!全部分かるーっ!!やーん!!」
モリクミと一緒なんかい.........。
「あー、お前と一緒ってことは相当ド変態なんだろうな。やっと分かったわ。あー、そりゃ松永もイヤイヤって拒むわ」
「あーん?」
まさかモリクミと性癖が似通うとは。
嫌がる松永を見てさらにムラムラしたりする。
た.たまらん.....と付き合いが長いのに今でも思う。
「ねぇねぇ。長野くーん!!」
「なん?」
「学生服を競り落としたのーっ!!松永君に似合うんじゃないかと思ってーっ!!○○高校の学生服ーっ!!イケテルのよーっ!!」
「お前女なのになんでそんなの競り落としたの..........」
「長野くーん。借りてもいいのよー?」
「へ?」
「着せたい人いたら借りてもいいのよー!?洗濯しないで返して!!スーハー出来るからー」
「おぉおおおおお!!お前天才!!やはりお前の妄想力は俺と似ているなっ!!」
「エヘ、エヘ。絶対洗濯しないでね。カッターシャツもあるから地肌に着せて」
モリクミに学生服一式と下に着るカッターシャツも借りて家に帰った。
「松永、おるかっー!!」
「おるけどなん(いるけどなに)?」
「よし、今すぐこれに着替えろ!!」
「は?」
手渡された学生服一式を見て松永は俺を見た。
冷たい目をしていた。
「なん、これ?」
「見れば分かるだろ、学生服だっ!!」
「もうなんも言わんでいい」
松永はクルリと背を向けるとソファにそれを投げつけた。
「おぃいいいい!!」
「どうせエッチしよう、になるんだろう!!」
「いかんのかっ!!」
「アホか!!バカかっ!!なんで学生服着ないといけないっ!!」
「ロマンだろうがっ!!」
「知るかっ!!って離せぇえええええええ!!!!」
松永に背後から抱きしめて股間とか胸とか手でモミクチャに揉みしだく。
「ほら、やりてーんだろ?言え、やりたいって」
首筋を舌でなぞりながら悪そうに言ったが。
松永は冷めていた。
「離せ。それ以上したら1か月エッチしてあげない」
すぐさま、手を上げて松永から飛びのいた。
この俺の条件反射の早さが悲しい。
「嘘!!全部冗談って。ワハハハハ........」
「この学生服どうしたの?」
「モリクミから」
「.........返しとくね」
「それだけは!!お願いだ一回でいいから着てくれ!!」
本気で頬をつねられたわけだが。
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