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イカ
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「何してるん?」
「ん?急いで書かな思って書きよる」
リビングのPCでカミングアウトの話書きよったんやけどモリクミたち来たらまーたなんも出来んくなるけんってキーボード叩きよった。実家におる時も暇な時にちょこちょこ書きよったんやけどね
「長野のペースで書けばいいやん」
「俺書くの遅いけんね。休むと書かんくなるし」
「それにしては随分続いとるね」
「飽き性の俺にしては続いとるね。松永とのことやけんかな?」
サッカーと松永以外は飽きやすいってか長続きせんのやけど二人のこと書いてるけん長続きしてるんかもね。こげん長く書くことになるとか思わんかった
「モリクミたち到着するってぞ」
「料理の準備出来てるからいつでも大丈夫」
「はぁ」
「はぁ」
俺と松永同時に溜息出た
俺ら福岡から帰って来てソッコーモリクミたち家に来るってさー......カミングアウトうまくいったって言うとるのに家に集まりたがりやがって
今日はモリクミ鎌やん奥田吉野のいつものメンバーに緒方と津島のおっさんまで来る言う
ほんとにあいつら19時までに帰るんやろーな?
「長野出て.....」
「おぅ」
ドアドンしとるやつらがおる。
玄関開けたらイカがおった。あれね食べるイカ
「なんだ今日のその格好は?ダイオウイカか?」
「やーんっ!?違いますーっ!!角隠しですーっ!!文金高島田ですーっ!!」
「文金なんて?お前なん?その格好?」
「文金高島田。花嫁衣装だよ......早く入ってもらって」
リビングから松永が出て来てげんなりしとった
俺にはでかい真っ白なイカにしか見えんのだが
モリクミどついて部屋に上がらせた。また駐車場でそのイカの格好してエレベーターに乗ったんやないやろうな?後ろの連中も苦笑いしながら部屋上がった。
「お前らこいつを止めろよ!!」
「むーりー。モリクミ止めるなんてむーりー」
「鎌やん使えねー。てめぇらも体張ってモリクミの暴走止めろよ!!」
奥田と吉野を肩パンしといた
「おっさんたちも。ども」
「おっさんwwwお邪魔するよ。カミングアウト上手く行ってよかったね。これお土産」
津島のおっさんと緒方がいつもの旨い飯と酒持って来てくれた
「カミングアウトおめでとーございますーっ!!とうとうあたしたちの関係も許されたのかと思うとモリクミ胸熱ですっ!!やーんっ!!」
「モリクミ先輩......その衣装本物ですか?作らせたんです?」
「作らせましたーんっ!!鎌田の劇団の衣装の連中にーっ!!」
「おいイカ。帰ってくれなイカ?」
「やーんっ!?」
「せっかく来てくれたんだし。みんな席について下さい。料理出来てますんで」
松永がテーブルセッティングして酒と料理を運びよるのを手伝う
モリクミの衣装がバリでかくて邪魔やけんモリクミだけリビングで座らせといた。こいつアホか!!イカの図体しやがって!!
「手伝いたいのにぃーーーーー!!やーんっ!!」
「お前がそげな格好してくるけんやろーがっ!!」
「長野くーん松永くーん。ささっ、あたしの両隣へー。はいこの盃を持ってーん。おいそこの黒光ってるゴキブリっ!!早く酒注げ!!」
吉野ぶん殴ってモリクミが酒注がせよった
「あたしたちの祝言にみんなありがとぉおおおお!!」
「おぃいいいいい!?お前ん中でこの集まりなんの集まりになってるーんっ!?」
「それでその格好なんですね......」
俺と松永もあいつらもやっとモリクミのその格好の意味が分かった
「お前ぇえええええ!!勝手に俺らと結婚式しようとしてんじゃねーっ!!お前マジ一回〆ないかんよね!?」
「やだーんっ!!長野くーんっ!!いきなり亭主関白宣言だなんてそんなーっ!!モリクミやれますっ!!どこまでも三つ指ついて従いますっ!!末永くかわいがってくださーいっ!!」
「ちげーよ!!お前らも笑ってないでこいつの暴走止めろやー!!ストーカーってレベルじゃねー!!こいつやばいやろーっ!!」
「モリクミ先輩はいつも通りで......アハハハ.....」
俺らマジげんなりしてんのにあいつら俺ら見て大爆笑してやがる殴りてぇ
どんどんモリクミの妄想がエスカレートしてやがる
こいついつかトドメささないかん
「ではあたしたちの祝言の乾杯でーっ!!」
「黙れイカ。んじゃカミングアウト俺たちおめでとで。かんぱーい」
「かんぱーい」
吉野と奥田が俺たちのカミングアウトの話にえらい食いついとった。こいつらもゲイで将来のこととか考えないかんことあるけん興味あったんやろ
松永が津島のおっさんと緒方に酌とかしよった。ここちょっと微妙な空気が前は流れとったけど元に戻ってよかった。松永の転職を裏で糸引いとったのが分かった時ここの関係がぎくしゃくしとったけんなぁ。もんじゃパーティの時には元に戻ってはいたけどまぁなんだ。そのままぎくしゃくしててもよかったぞと俺は思っとったり。津島のおっさんが松永に大学時代からからんで来るからなぁ。ゲイやないとは思うけどそれでもなんだかな、嫉妬やね。
「お前ら19時までやけんね?片付けも終わった状態で19時ぞ?」
「大丈夫ですっ!!分かってますっ!!」
「大丈夫よー。ちゃんと帰るってー心配し過ぎー」
「お前らそう言ってダラダラ居座るやんか」
そばに座っとる吉野と奥田に文句言ったんやけどこいつら分かってなかった。
「おい。18時超えてるんやがお前らちゃんと片付けして帰れるんか?」
「あーんっ......そんなもう飲めませーん」
「お前勝手に盃でぐいぐい飲んでんじゃねーよ!!誰だよ!!モリクミ酔いつぶしたんは!?」
「モリクミが一人で飲んでたよー。気持ち悪いー」
「鎌やん!!鎌やんお前ぇえええええ!!寝ようとすんな!!」
最悪や。こいつら次の日の朝コースやないか!!
「おっさん!!こいつらちゃんと連れて帰ってくれよ?」
「こら!!先輩たちにおっさん言うな!!」
「いいよ松永君、おっさんなんだからwww酒を飲んでしまったから運転が出来ない。僕たちはタクシーで帰るからいいがみんなはどうするんだ?」
「おぃいいいいい!?そう言えば運転するやつらが全員酒飲んどるやないかーっ!!」
俺がアホやった。車運転して来た&免許持ってる連中が全員酒飲んどる
こいつら19時に帰れんやんか.........どうするんこの生ゴミ共!!
「長野諦めりーよ」
「諦めるかっつーの!!代行呼ぼうぜ」
「そこまでして帰らせんでも......」
「あいつら帰らんとエッチやれんやん!!するって約束したやろ!?」
キッチンで俺らがコソコソしゃべってたんやけどリビングから「酒がなーい。酒ー」ってバカ共が大声出しよった。
「諦めりー。明日も休みなんやけん明日やろう」
「クソどもがっ!!」
キッチン出て追加の酒と氷持って行って俺もビール飲んだ。ヤケ酒やね
やるけん酒我慢しとったのになぁ
「長野ーあたしさーイメチェンしようと思うのよねー」
酔ってオネェ丸出しの吉野がなんか言いよる
「は(威圧)?」
「今ガチムチじゃなーい?細マッチョっぽくしてぇ今黒いんだけどー日焼け控えめにしようかなー」
「すりゃいいやん。お前のことなんか興味ねー勝手にやってろ」
「なんなのよー友達でしょー」
「知るかボケ。奥田はそれでいいん?この外見に惚れたんやろーけんイメチェンしたら嫌やないん?」
「僕ですかっ!?僕は吉野に惚れたんでっ!!外見変わっても大丈夫ですっ!!」
「吉野の外見変わっても性格このまんまとかwwwwどこに惚れる要素あるん?」
「ひどくなーい!?」
今さらガンガン日焼けした肌にうすら髭短髪ガチムチがイメチェンで爽やかリーマン路線なろうとかwwww
「お前はゲイのガン黒カフェでも開いとれ。はやるんじゃね?色黒短髪ガチムチだらけのむさいカフェでもやってろ俺は絶対行かんが」
「もうそんなことしなくてもいいんですぅー。彼氏いるから他のゲイにもてなくていいんですぅ」
「うぜぇ........」
「長野ビールないね?持って来たよ」
「ありがと。お前よりもこげんのがノンケにも人気あんだよ」
松永引っ張って俺のあぐらの上に座らせた。
「松永君は別格よー。ほーんと松永君年齢不詳よねーお肌も綺麗だしーずるーい」
「何がずるいの......」
「僕が松永君だったらノンケ落しまくり食いまくりでチヤホヤされてぇーやりまくり♪」
「どんびきなんだけど.....奥田君こんな人だよ?いいのこの人で?」
「い.いいですっ!!」
「どこがいいの?」
「性格最悪やん。よくねーやろ」
俺と松永にボロクソ言われて奥田へこむ。吉野発狂
「そういや松永の子供ん頃のアルバム福岡から持って帰って来たんやけどバリ天使ぞ?」
「やーんっ!!見たいーっ!!」
「モリクミお前には言ってねぇええええ!!お前はからんで来るんじゃねぇええええ!!」
「やだーんっ!!」
アルバムはよ出せってモリクミたちにせっつかれて出した
「お前ら離れろ。特にモリクミお前はもうちょい離れろ。お前何しでかすか分からん」
「何もしでかしませーんっ!!」
「とりあえずそのイカ頭脱げや。お前のイカ頭が俺に何度もドツキ食らわして痛ぇーんだよ!!」
「角隠しだってば.....」
「もうイカでいいですーっ!!愛する長野くーんがイカと言うならモリクミ、イカとして生きますーっ!!」
「早く海に帰れば?」
「んだとゴルァアアア!!ゴキブルァアアアアア!!てめぇ!!ゴキブリの分際で!!」
「今だけよっ!!その内色抜けて小麦色位になるんだからっ!!ゴキブリから卒業なんですぅーだ」
「やかましぃいいいい!!無駄に黒光りしやがって!!卒業ってか脱皮してもゴキブリはゴキブリなんだよオラァ!!」
モリクミがガスガス吉野殴るのを奥田が体張って守りよった
「おい暴れんな!!瓶が倒れるやろーが!!」
修羅場ってたのを止めて落ち着いたけんアルバム見せたった。その間松永は恥ずかしいんかキッチンに引っ込んどった
「きぃいいいやああああああ!!かわいいぃいいいいい!!何これ!?何この天使ぃいいいい!?どこで売ってるんですかーんっ!?」
「売ってねーよ」
「今の松永君より髪の毛茶髪ねぇー目の色も今と違うしー」
「ほんとだ!!目の色も髪の色も外国の人みたいだねっ」
「松永君小さい頃はもっとかわいいなー。すごいなー。ん?長野君フィルムはがして写真の裏見てもいい?」
「おぅ?鎌やんどした?」
「アルバムの台紙と写真の周りに白い部分あるじゃないー?これってずっと写真入れてたのを一度取り出してまた挟んだからちゃんと合わなくて白い陽に焼けてない部分出来たんじゃないかなー?どうしてかなー。何かあるのかなー?」
そう言われると写真の周囲に白い余白みたいなもんが出来とった
長くフィルムでアルバムに入れとった写真がずらされたみたいな跡やね
鎌やんに言われて透明のフィルムめくって台紙から写真はがして裏見たら文字が書いてあった
「○○○○年○月○日?縁日に行く。人に囲まれて頭をなでられ過ぎて泣いてしまう」
とか全部の写真に書いとった。
「これ婆ちゃんが書いてたんか?」
「松永君のお婆ちゃん目が見えなかったよねー。手伝いの人に後から書かせたんじゃないかなー新しく書かれたように思えるー」
「ああ、そう言われればそうやね」
「最近なんじゃないかなー?アルバムにずっと挟んでたのを1枚1枚取り出してお手伝いさんと一緒にその時のこと思い出して書いたんじゃないかなー?」
「なんで?」
「松永君のお婆ちゃんがそうさせたんじゃないのー?死ぬこと分かってたみたいだしー小さい松永君にこんなことあってその時の写真なんだよーって分かるようにしてあげたんじゃないかなー?」
鎌やんに言われるとそんな気がした。
日にちまでは書いてないのやら?マークとかあったけん思い出しながら書いたのかもしらん
キッチンに引っ込んどる松永呼んで写真見せた。
「お手伝いさんの字だね」
「そっか」
「うん。覚えてる写真も何枚かあるけど.....お婆ちゃんも一緒の時あったしお手伝いさんたちだけの時もあった......うん。お婆ちゃんがそうさせたのかもね。鎌田先輩気付いてくれてありがとうございます。僕全然気にしてませんでした」
「いい写真だねー」
「はい」
「あの人は本当に......全部準備してから逝ったね」
緒方がポツリと言って俺らしんみり。
松永の婆ちゃんと生きてる時に面識あったのって俺と緒方と外国に行っとるお富さん位やったけど松永の婆ちゃんが松永の為に死ぬ時までいろいろしよったのはこいつらも話聞いてるし葬式にも出たけんよー分かっとった。俺もあーいうカッコイイ老人になれっといいなぁ。最期までカッケー生き様しとったなってそん時思った。あーいうのを飛ぶ鳥跡を濁さず言うんやろう
「おいモリクミ。てめぇこっそり松永の写真持って行こうとすんじゃねーぞ!!」
「しませーんっ!!とりあえず写メ撮ってもいいですかーん?ママーンに送りたいと思いますーっ!!」
松永に写真持たせて一緒に写メ撮ったり写真にガン寄りして写メパシャパシャ撮りよった。
んで、津島のおっさんと緒方はタクシーで帰ったけど他の連中が潰れて寝落ちして行って俺と松永だけ起きとって松永がゆっくり写真の裏読んで写真見よった
「覚えてない時の写真もあるんやけど裏に書いてくれとるの読むと分かるね」
「松永の婆ちゃん優しかったな」
「うん優しかった。こうやって形に残してくれたんやね。ねぇ」
「なん?」
「僕たちの書いて来た物も何十年先になって読み返して思い出せるね」
「そうやね。また読み返してあーそげんことあったねって言えるな」
「うん」
俺らのこと書いてよかったって思う
どーやっても昔んこと忘れてしまう時もあるやん。ボケてしまうこともあるかもしれんけどこれ読んだらそういうことあったんやねって分かる
俺の書いてるこれも含めるとバリ長ぇえええ!!んやけどね。
読了時間ってーのがこれあるやん?その時間がバリやべぇえええ!!こんなバリ長い時間読むのかかるって分かったら俺なら読まんぞwwwwバリめんどくせぇwwww
よーお気にに入れて読んでくれとるなーって感謝。ほんとあんがと
次の日の朝こいつら叩き起こして帰らせた
「松永寝れた?」
「寝たよ。長野は?」
「俺も酔ってたけんね。あいつら寝て静かになったら俺もすぐ寝とった。松永寝てなかったっちゃないと?」
「ううん。長野が寝たの見て僕もソファで横になったら寝てた」
「そっか。疲れとらん?」
「大丈夫だよ。やりたいんやろ?」
「実家から帰ってすぐあいつら来て相手させられてたけん疲れてるんやないかなーって」
「大丈夫。シャワー浴びよう」
風呂にゼリー風呂の素をまぜまぜ
「まだそれあったんだ......」
「今日一日楽しもーぜー!!」
「はぁ.....」
「アマ○ンで風呂のマット買いてー空気入れて膨らむやつ」
「なんで?」
「ラブホでそれあるとこ全然ないやん。ソープマットやね。家の風呂でローションまみれでマットプレイ出来る。気持ちいいやん」
「バカか.....」
「安いとって!!」
「買わせんよ」
「なんでって!?バリ安いしバリ気持ちいいやん」
「風呂入る前にマットに空気入れよる長野想像しただけで腹立つんやけど」
「!?お前想像してみろ。マットの上で全裸ローションでぐちょぐちょの俺ら抱き合ってるの想像してみ?バリ気持ちいいぞ?バリエロイ。想像しただけで息子元気になる。やりてー」
「一生想像してろ。家の中に変なグッズ増やそうとするな変態!!」
アダルトグッズと俺の選ぶ下着が増えて行くのが嫌なんやと
医者の格好して聴診器松永のいろんなとこにあてたりとかしてー!!ネクタイで手縛ってやりてー!!今持ってるモリクミからもろた服やなくて他の本格的なコスプレの格好していろんなシチュエーションでやってみてー!!って言ったら殴られそうやったけんそん時は言わんけど、したいしたい!!
もっと俺のエロファンタジーに付き合って欲しいなぁ
「何しよるん!?」
松永が体洗いよるの見て俺自分の息子さん両手で上下して見せつけた
「ん?バリエロイ体してんなーって。オ○ニー」
「変態過ぎる........」
「俺のオ○ニー見てドキドキしとる?」
「恥ずかしいとかないと!?そげん姿見せて!!長野おかしいよ!!」
「うんや?松永なら見られてもいいしむしろ見ててくれ」
「バリ怖い......」
「怖いってなんでってー!?」
「長野の頭ん中分からん.....」
「お前俺のこんな姿見てハァハァせんの?」
「ハァハァ前にドンビキなんやけど」
「そっかー。ま、いいや。俺元気になったけんやるか」
「寄るなぁああああああ!!変態ぃいいいいい!!」
息子がバリ元気やったので風呂場で1回戦した
いつかマット買って寝そべっても体のあちこち痛くないようにしてやりたい
タイルの上寝そべると痛ぇ。俺も松永もなんか体のあちこちがそん時痛かった
てか、もうアマゾンで今ポチったんすけどねこれ読まれたら松永にぼてくらされる
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