アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
生誕祭(3)
-
「松永ぁああああバリ愛しとーよぉおおおお!!むっちゃ好いとるぅううう!!」
「......分かったから」
深夜んなってモリクミ鎌やん酒でぶっつぶれて俺は酔いまくってリックスは飯とジュースひたすら飲み食いしとった
深酔いすると俺は松永に甘えたくなるけんそん時松永にしがみついとった。リックスは俺らの様子見て口モグモグしながらひたすら食ってやがる。こいつコーラ1ℓのペットボトル片手によーそげん食えるなと思った
「兄ちゃんいつもこんな感じ?」
「そうだってば」
俺を必死に引きはがそうとしながら松永がリックスに答えよった
なんで嫌がるかね?こんだけ愛しとる言うのに嫌そうな顔すんなよって思う。ラタンと俺にじゃれつかれて松永が溜息ついてリックスご飯おいしいか?って聞きよった。そのことに俺はイラッてする
「リックスなんかどげんでもいいとって!!俺のことだけ見てくれぇえええええ!!」
「うるさい!!耳のそばで大声出さんでっ!!」
「松永兄ちゃん大変だね」
「毎年こんな感じだけど慣れない.....」
モリクミはテーブルでのびとるし、鎌やんは床で大の字で寝てやがる
「兄ちゃんたち仲いいねー」
「どこが.......」
「ざまぁ!!リックスいいだろぉおお!?俺らバリ愛しあっとーけんね!!」
「俺ノンケだから別に.....」
ノンケのリックスに俺らのラブラブぶりを見せつけてリックス笑いよったけど普段こいつらの前位しかイチャイチャ見せつけられんけんね。人目気にせず愛し合ってるの知って欲しいって思う気持ちが俺にはあるんやと思う
「ねぇ」
「なん?」
「誕生日プレゼント今受け付けるよ?」
「お前ぇえええ!?催促すんなよ!!ムード作ってから俺の思い描くシチュエーションで渡すっつーのがあんだよ!!」
「長野めんどくさいなぁwwwwww」
プレゼントは二人きりになってって毎年決めてるのにこいつはどうしてそうムードとか気にせんかね?
「リックスは始発で帰るの?」
「うん」
「ちゃんと授業出りーよ。帰って寝たらいかんよ」
「分かってる!!」
「ほんとに?ちょっと寝てから帰りーよ。起こすけん」
「楽しいけん眠くない」
「そう言って帰ってから寝とったら許さんよ?授業さぼったの分かったら僕怒るよ?」
「分かってるっ!!大丈夫だから!!」
松永がリックスに追い込みかけてリックスが必死に抵抗しよった。リックスは絶対さぼるやろう。こいつ案の定、学校さぼっとったらしいけんね。松永から後で呼び出しくらって説教されたらしい
「二人とも羽はずしーよ」
松永はモリクミが寝てからすぐ羽はずしとったけど俺とリックスは羽つけたまんまやった
「んー。慣れるとこの格好いいな。松永バリかわいい」
「この服かっこいい」
まー俺らというイケてる素材があってこのモリクミ仕様のコスプレが生きるんやろーけどね。吉野がこれ着てもどこの露出狂だよって感じになるやろう
「毎回モリクミ先輩のコスプレお金かかってるけど、どれだけ使ってるんだろうね?」
「知らん。こいつ週末いっつも俺たちん家で飯食ったり遊びよーけん金余ってんじゃね?こいつん家バリ金持ちやろ?モリクミママンがお嬢みたいやけんなー」
「そうだね。家大きかったね」
「そう言えばモリクミからのプレゼントなんやった?もう見たん?」
「まだ見てない」
「開けてみよーぜ」
まだ鎌やんとモリクミからのプレゼント見てなかったけん俺とリックスと松永の三人で貰ったプレゼント開けた
「これは......」
「こいつ殴っていい?」
「兄ちゃんだめって。起きるとうるさい」
モリクミからのプレゼントは手作りのアルバムとコスプレやったんやけどお前ぇえええええ!!
どこで隠し撮りしとったか知らんけど松永の今年1年の今までの姿撮影しとって、その画像の全部にモリクミがフェードインしてやがる!!
松永がこの前の軽井沢の公園で手洗いよるのを石壁から覗いてるモリクミが見切れて写っとるとか。お前は松永の背後霊かっ!!てか、誰がこれ写してんだよぉおおお!!お前か!?鎌やんお前か!?モリクミママンか!?
そげん今年1年の松永の隠し撮りがクソご丁寧にアルバムにされてモリクミのクソムカツクカワイイ文字付きで紹介されとるっていうね。文字からは想像つかん太ましい体なんだが文字だけは女の子っぽいっつーか、これ見たやつがこの文字書いとるのが、まさかこの石壁からのぞいとる太ましい獲物を狩る目で松永を見とる背後霊とは思わんやろう
「ハハハハ.......いつの間にこんな写真撮ってたんだろう。はぁー。そして何これ?」
もう一つのコスプレ広げてみたらゴスロリみたいなコスプレやった。フリルつきまくりやん
「これ女性用でしょ?なんで僕に?」
「着て欲しいんじゃねーの?松永にショタロリの要素をモリクミは見とるけんな」
「ショタロリ?何それ?」
「ショタ?」
リックスと松永は分かってなかったけど男の娘とかモリクミが思い付いて作らせたんやろう。あのなぁー....確かに松永女装してもカワイイとは思うけど松永本人がそう見られるのが一番ムカっ!!ってするのモリクミは知らんのか
「松永の見た目が幼いけんね、似合うと思ったっちゃないと?」
「女性服やろ、これ。どうしろって言うん?着らんよ」
「兄ちゃん似合うと思うよ。かわいいと思う」
「リックスうるさい」
松永の機嫌が悪くなる。見た目にコンプレックスあるけんそれ刺激したらいかんっつーの。見た目がカワイイが松永には一番の侮辱になるのをこいつらまだ分からんのか。お前ら褒めてるつもりなんやろーけど松永には「バリバリイラッ」とするんだなこれが
「モリクミのはそげんか。鎌やんのは?」
「開けてみる」
鎌やんの開けてみた。中から大量の飴が出て来た
「へ?これなん?」
「あー......この前鎌田先輩と子供の頃の話になって粉つけるペロペロキャンディを僕が食べたことないって話になって。鎌田先輩がすごくおいしいのにーって言ってたからそれかな?」
大人買いされた俺もガキの頃食べたことある粉つけて舐めるペロペロキャンディが大量に入っとった。イチゴ味とかオレンジ味とかメロン味とかね。んでそんだけじゃなかった
「な.何この細長いの?」
「これも飴やんけ......」
「何これ?食べられるの?」
「うん。金太郎飴だね。えーと何?手書きのメッセージがついてる。どこを切っても松永君って」
「おい.......飴だらけやないか」
「う.うーん」
金太郎飴なんやけどこれ作らせたんやろーね。絵柄が松永の顔に似せてあった
「松永これもらって嬉しい?」
「うーん。鎌田先輩なりにすごく考えて用意したんだろうけど,,,,,努力の方向性間違ってるよね。でも嬉しいよ。うーん.....どうして金太郎飴。うーん?」
このオリジナル松永金太郎飴とかどげんしろっつーんだよ。なんでこれ作ってプレゼントしようと思ったのか鎌やんの考えがさっぱり分からん
「あいつらのは?吉野と奥田」
「今開けてみる?」
「開けようぜ」
吉野と奥田のも開けてみた
「チッ」
松永が小さく舌打ちしてた。顔がバリバリイラッとしとるwwww
吉野と奥田のはエッチグッズやった。吉野は面白いやろーと思って奥田と共同でプレゼントで用意したんやろーけど松永から吉野も呼び出し食らったらしい。吉野お前が発案者だろう!?ってな
「長野何喜んでるん?」
「俺じゃないやろー!?吉野やろー!?なんで俺睨む―ん!?」
「これ何?」
「リックスは知らなくていい!!」
卵型のオナニーグッズと電動バイブやね
んーと女は知らんかもやけど(知らんでいいかもしらんけど)テンガエッグっていうのがあるんよ。知りたいならググッて見れば出て来ると思う
バリ種類あるんやけど卵のカプセルん中にシリコン?製の伸び縮みする男のナニを突っ込む卵型のやつと小さいオイルがついとって、その卵の内部がいろんな種類あんのね。俺らがもらったやつは12種類あった。中がいろんな形の突起とかヒダヒダあって楽しめるやつ。
「長野に疲れたらこれで慰めてね❤ってこれは?」
「リックス黙れ。知らなくていい」
「どうして俺怒られるの!?」
吉野の手書きメッセージ読んだリックスが松永に理不尽にキレられて涙目wwww
この卵のやつ松永に内緒でリックスにいくつかあげたんやけどね。使い方も教えてなーwww
んで俺たちも使ってみたけどバリ気持ちよかった。あれ俺たちのナニを合わせて2本一緒にもやれた。かなーり伸びるけんね。手でやるのとは違う快感ある。付属のオイル卵の中に垂らして俺たちの2本合わせて突っ込んでグチュグチュしたらバリバリよかった。吉野サンクス!!って俺は思ったけどね、松永はムカついてたみたいやし、一緒にやってみよう!!って言った時激しく抵抗したけどね
「こいつらの誕生日プレゼント......毎年意表つきすぎやろ」
「誕生日って一体何?」
松永がそんな原始的な所から疑問持ちだしてましたわー。毎年変な格好させられて酒で寝落ちしたやつらの介抱してこげん変なもんもらってたらそうも思いたくなるわな。まぁ最終的には「祝ってもらえるのは嬉しいけどね......」って言いよった。お前もそろそろ怒っていいと思うぞ?
次の日あいつらと途中で寝落ちしとったリックス叩き起こして追い出した
その日も俺と松永は会社休み取っとったけんデートする予定やった
「別にシャワー浴びんでいいよ。バリいけてるこのシャツとパンツにしてくれ」
俺の手渡した服を松永が着て俺もイケメン乙、な格好する
「どこ行くん?」
「んー?内緒」
俺の車出してドライブ出た。予約してた個室風呂のある温泉向かって2人で個室風呂入った
「平日やけん人おらんね。男2人で個室風呂って変に思われなかったかな?」
「気にせんでいいって。こういうのんびりしたのがいいやろ」
「うん。気持ちいい。よく知ってたねこんなところ」
「調べとった」
2人でのんびり温泉浸かってイチャイチャしよった。んで予約しとった懐石料理の店にランチで向かった
「高いんじゃないん?」
「んー?松永の誕生日やけんいいとって」
「僕も払うって」
「気にすんな」
周囲に人がおると俺と松永の会話も恋人らしい会話が出来んけん個室で誰にも話してるのが聞かれんような所選んどった。俺らゲイカップルやとクリスマスもそうやけど外でオシャレな店でランチとかディナーを男2人で祝うって難しい。俺は大丈夫やけど松永が萎縮してしまって楽しめん。やけん、人の目気にせんで松永に楽しんでもらえるようなデートプランにしたつもり
「長野酒飲んでいいよ。僕運転するけん」
「いいって。今日俺が松永もてなすんやけん」
「ありがとう」
会計の時松永が値段気にしてレジん所で俺のそばにおった。車のキー渡して車に行かせた。値段見たら松永が驚いてしまうwwww誕生日やけん金のこと気にすんなよって思うけど松永は気にするけんね
車戻って松永の膝に手を置いて運転しよったら手重ねてくれた
「片手運転やめりーよ」
「んじゃ松永手離せよ」
「長野がハンドルちゃんと握ったら手離れるよ」
「松永ん手が離れたら手離すよ」
イチャコラしてたわけっすわ。こういう会話しとる時俺たち長い付き合いなのに愛し合ってるんだなって思う。普段は喧嘩もあるしエッチするしないで揉めることも多いけどさ。互いにまだ気になるんよね。ずっと一緒にいたいしずっと肌重ねてたいって思う
「この後どこ行くん?」
「松永の行きたいとこ行くかー。行きたい本屋がある言ってたやん。そこ行こう」
「長野つまらんかろーもん」
「今日松永の誕生日のデートやけんねwww松永に付き合うっつーの」
松永の胸元には俺が大学の時にあげた2つ合わせるとハートになるペンダントと結婚式の時に交換したリングが手にあった。こういう特別な時とか、誰の目も気にせんでいい時に俺たち言われんでもつけるようにしとる。俺もその日それつけてたけど夫夫(ふうふ)なんだよなぁって自覚する。一緒に住んでて一緒のベッドで寝て互いの体も性格も全部見て来たけど大学の時と同じで新鮮なまま。あの時と同じか、それ以上に松永のこと愛してるなって俺は思う。やけん家族にもカミングアウトしたし、松永を紹介したんやけどね
「本買わんの?」
「うん。今度買う」
「なんで?今買えばいいやん」
「今度でいいや」
前も書いたけど視野がせまくなって目が悪くなってたみたいやけん目を使いたくなかったんやろーね
目の手術するまでは本好きな松永が本読んでなかったなって今は思う。その時は俺にまだ隠すか告白するかで迷ってたんかもしらんなー。本買って来て読まんで置いてたら俺が不思議がって聞いて来ると思ったけんかな。買って来て家帰ったら本すぐ読みだすけん。そのことを知ってる俺は松永に一番近い場所にいるってことやね
「松永他に行きたいとこない?」
「うん。充分。長野と僕の家に帰りたい」
「おぅ」
俺と松永の家が一番落ち着く
「プレゼントは?」
「やけんお前はーっ!!ムード壊すなってー!!お前わざと俺をおちょくってるやろー!?」
「ふふふwwwww」
帰りの車の中で松永が笑う横顔見たら高校の頃の松永の姿思い出した
あん頃は松永の笑った顔見たことなくてさ。遠くから見てたってか、わざと近付いて俺に気付かせようとしたこともたくさんあったけど今は横見たらおるんよねーなんか不思議だ
赤信号で停止してた時に横の松永ジーっと見た
「なん?」
「んー。今も俺バリ松永のこと大好きだなーって」
「ありがと。僕も長野のこと愛してるよ。高校の時に長野のことに気付けてたらよかった」
「っだよ。俺ずーっと松永のこと好きやったのに。松永バリバリにぶいし拒絶しとるけんさー」
「言われんと分からんっちゃもん」
「お前言っても分からんやろwww俺が卒業式ん時に声かけたのに俺置いてソソクサと帰りやがるwww」
「だって話もしたことない人に声かけられたけんって僕立ち止まらんもん」
「俺の必死な顔見て何か察しろよwwww卒業式に知らんやつが声かけるとかどー考えてもそういう風に思いつくもんやろ?」
「男からだよ?そんなん気付かん。それにあの頃の僕とがってたから」
「とがってたかwww」
「うん。バリとがってたwww長野が変えてくれた」
「感謝しろよー」
「なんかむかつく。でもそうだね......ありがとう」
「はよ帰ってエッチエッチ♪」
「........」
家に帰ってそっこー服脱いで松永抱き寄せて抱き上げてからベッドルーム行った
「誕生日おめでとう。これ俺から」
ベッドの下に隠しといたプレゼント取って松永に渡した
「開けていい?っておい!!ズボン脱がそうとするな」
プレゼント渡してから俺は松永の服脱がせようとしよった
「情緒も何もないね.....これが長野が言うシチュエーションなのか」
俺に服はぎ取られながらプレゼントの箱松永が開けた
俺は気付かんふりして松永のベルトはずしたりしよった
「ありがとう」
松永が泣いてる顔見ないようにして俺は服脱がす
お盆帰って松永の婆ちゃん家の倉庫行った時に松永の母ちゃんのペンダントあったんやけど金メッキかね?が剥がれ落ちとるし、シルバーの部分は黒くなっとったんよね。宝石がどっか行った箇所もあった。ボロボロ。松永にとっちゃ形見みたいなもんやけん持って帰らんの?って聞いたら「ううん。ここに置いて行く」って言いよったけどさー
俺は松永がいっつも母ちゃんのこと心の中にあるのは知っとったし松永が俺たちに気付かれんように心の中でいっつも偲んどるのは知っとるけん松永に内緒でそれ持って帰って宝飾店に持ち込んでリフォームしてもらったんよね。取れてどっかいってしまった小さい石とかも同じ石使って全部復元して下さいっつってね
「どうしてこれ持って来たん?」
「松永なんで持って帰りたかったのにあそこに置いたまんまにしよう言うたん?」
「ここはお母さんといた離れじゃない」
「いかんって」
松永強いなって思う。俺との生活と俺との場所の為に松永の母ちゃんの影すら許さんって、こげん言い方やと松永が非情みたいやけど決意みたいなもん?そういう松永の過去っていうの?そういうのを俺には見せたくないっていうか母ちゃんとの生活のことやそういう影みたいなもん?それを許さんっていうか。俺も何言いよるか分からんけど、なかなか難しいな
「どうしてそばに置いておきたい思っとるのにそうせんとって」
「これいくらかかったん?お母さんがつけてた時とほぼ同じになっとる。お金かかったやろ?」
「金のことはいいってぇええええ!!てか、素直になれって!!俺に気ぃつかわんでいいとって。母ちゃんのこと大事なんやろ?母ちゃんのこと考えて悲しそうにして俺が心配するとか考えんでいいとって。それでいいやん。好きなんやけん。俺が松永好きなんやけんそうするとって」
「今年は......いろいろあり過ぎて疲れてた」
松永が俺に抱きついて来た
「ほんとうに疲れてて。弱くなってたからこれ手元にあると離れの時のこと思い出してしまうけん。手元に置いちゃいかんと思ってたんよ」
「おぅ。でも置いておきたいんやろ。そう言わな。隠し事したり俺に気ぃつかうなって。なんでお前いつまでたってもそげん俺に気ぃつかうんかってwwww」
「好きやけんよ」
今年はさ松永が体調崩したり仕事変わったりいろいろあって松永が言うように疲れてたんやろーね。夢に母ちゃんが出るって泣いたこともあったし心が弱くなってたんやろーと思う。今年は松永の厄年か!?って位にいろいろあり過ぎた
「好きやけん俺にはさらけ出しーって」
「出来ん」
「なんでってwww」
裸で抱き合って泣く松永の頭ナデナデしながら松永が落ち着くのを待った
泣きたい時はいつでもこうやって抱いて慰めてやんのにこいつなかなか本心見せんけんなー
目が悪くなってることも重なってどうしようって不安もあったんかもね
「これよく出来てるやろ?」
「うん。お母さんがつけてた時とおんなじ。ずっとしまってたんよ。お母さん死んでから寂しくてずっと触ってたんやけど汚なくなっていって石もどっかにいって。小学生やったけんどうすればいいか分からんくて。やけんこれ以上汚れて欲しくなかったけん.......箱に」
松永が泣いてそげん言う。ずっと持ってたんやろーね。松永のことやけん汚れて壊れていくのを見るのが母ちゃんとのことと重なって悲しかったんやないかね
「鼻水が」
「いちいち気にすんなってwww」
鼻水出て来るのを松永が恥ずかしがって俺に見せないようにしようとするんやけどエエカッコシイな所も松永にはあるって思う。俺にだけ見せようとするってね。俺なら鼻水垂れてても松永カワイイって思うっつーの
「なんで全部切り捨てようとするとって」
俺が浮気した時も俺だけ切り捨てればいいのにモリクミたち全員切り捨てようとした。松永が初めて出来たって言っていいような友達のあいつらすら全部切り捨てて、福岡出る時は松永のこと好きやったんやろーねーっていう同級生すら切り捨てた。松永は強いって思う。一人でも生きていける変な強さあるけどさ、でもさ。痛い時や辛い時はなんで隠そうとするんかね?ってもう1回言っておきたかった
「俺ら家族なんやけん。俺夫やろ?隠し事とかすんなっつーの。分かった?」
「うん」
デレたwwwその時の松永は素直やった
裸でしばらく抱き合ってたんやけど
「エッチせんの?」
って松永から珍しく聞いて来た
「いいよ。せんでも」
「!?」
「こうしてるだけでもいいよ」
「したいっちゃないと?」
「んー?したいけど松永抱いてるだけでもいいよ」
裸で抱きしめてると松永の体温もそうやけど素っ裸で隠し事俺たち出来んちゃけんなー!!って思えてくる
「じゃあエッチなしやね」
「うぉ!?そこはお前やろうよって言うところやろ!?こんだけ愛されて大事にされてるのが分かってお前からやろう、エッチしたい言うところやろ!?」
「はぁぁあああああ!?どっちなん!?」
「俺の息子さんの状況見てクレナイカ?」
「........やる気出してるやん。はぁー」
こんだけよい感じになったのに俺の息子さん場違いにもオッキしてしまってやる気だすもんやけんやったんやけどね
もう誰も家に来ることがないって分かってたけん夕方から深夜にかけて愛し合った
「松永の体いいなー」
「もういいやろ?お腹空いた......」
「腹減った?ってもう9時か。飯休憩入れるか」
「休憩!?まだやるん!?」
「やるよ」
「明日仕事だよ!?何時までやるん!?」
「俺のが出尽くしてなんも出らんってなるまで」
「バッカじゃない!?長野バッカじゃない!?」
数時間前のデレはどこ行った.......今夜もツンツンキレッキレやないか
2人裸で昨夜の残り物食べた。松永が服着ようとしたのは阻止してね
「なんで裸で僕たちご飯食べてるん.....」
「これ食べ終わったらエッチするけんさ」
「ラタンごめん。爪立てんでね。膝にのらんで、怖い」
飯食ってる松永に甘えてラタンが松永の膝に乗ろうとしよったけど地肌にダイレクトに飛び乗ってこようとするラタンに松永が怖がっとった
「おいラタン。母さんに迷惑かけるんじゃないぞ」
「誰が母さんだ!!母さん言うのやめろ!!服着たらラタンの相手も出来るのに!!」
「ラタンじゃなくて俺の相手してくれよぉおおおお!!」
「ずっと相手してたやろぉおおおおお!?」
そげな感じで松永の誕生日会は終わったんやけど会社行く時に松永だるそうやった
「おい。松永疲れてね?」
「お前のせい!!」
会社前にキメた髪を思いっきり俺は殴られた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
91 / 107