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クリスマス→年末→正月
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クリスマス前の足かせ手かせのせいでしばらくモリクミがうざかった
「やだーん。松永くーんが襲い受けだったなんて!!」
「何ですかそれは.....絶対変な想像してますよね?」
「大丈夫ですーっ!!その意外性に心ときめいていますっ!!あーんっ!!」
「黙れモリクミ」
「そんな強気の長野くーんも松永くーんとベッドではヘタレ攻め.....ぎゃあああああ!!」
しばらくモリクミがこげな調子で俺たち見るたびに変な勘違い想像しやがってていつも以上にうざかった
んでモリクミ共をクリスマスイブ前日の祭日に完全に〆出して俺たち2人で過ごすことに成功して甘いクリスマスになったわけだ
「今年は静かだね。最近のクリスマスはモリクミ先輩たちにからまれずに済んでる感じかな?」
「俺が頑張ってるけんって」
「別に一緒でもいいやん」
「駄目ってぇえええ!!松永の誕生日も俺たちだけで過ごしたいのに毎年あいつらぁあああ!!クリスマス位2人で過ごしてーやろ!?」
「クリスマスイブ明日だしクリスマスはあさってなんだけどね」
「俺の気持ちやと今日やね。ほんとはなオシャレなレストランとホテル予約して過ごしてみたいけどな。バリおしゃれしてヘリに乗って東京上空からとかな。そげん高くなかった」
「そんなことしなくてもいいよ」
「男2人でそれはハードル高ぇーよな」
俺的にはさ男女の恋人同士みたいなこともしてみたいけど残念やね。せっかく付き合って愛し合ってるんやけんやれることは2人で全部やってみたい。俺らゲイカップルなんだなってそん時は思う
「食べよう」
「おぅ。バリ気合い入ってんな。毎年ありがとな」
「うん」
松永が大変やけん「ケン○ッキーでもいいんぞ?」って言うけど忙しい時でもクリスマス用に料理作ってくれとる。俺の好きなラザニアと朝から準備しよった鶏の丸焼き?言い方が分からんwww七面鳥やないけんターキーやないけどあれの鶏バージョンやね。オーブンで作っててうまかった、他にも甘い物、生クリームが好きやない俺と松永の為にチーズケーキ作ってくれとった。生クリームが俺も松永も食べれんわけやないけど好きじゃなくてね。あといつもの飯より時間かかってるんやろなーっていう料理何品か出て来たが名前がよく分からん。うまかったけど俺が寝てる間に作ってたんやろねーと思う。手伝うつもりやったけど前の日もエッチしてて俺は昼過ぎまで爆睡してしまっとった
「お?ラタンもクリスマス用のケーキあるんか?」
ラタンの前にもいつものネコ用飯やなくてケーキっぽいのが置いてあった
「これ?ケーキに見えてケーキじゃないよ。ネットでネコケーキの作り方探して作ってみた。ラタンもクリスマスお祝いしたいもんね?」
「ニャー」
「お前はほんと甘やかされとるよな......」
ラタンは自分のこと猫って思ってねーだろうな。俺には冷たいけど俺たちと家族やけんなー。松永に愛されて甘やかされまくっとる。松永が帰って来たら出迎えで玄関行くのに俺が帰って来てもソファで寝っ転がってるだけなのは俺にも飼われてるペットとしてはどーいうことだよ
飯食い終わって俺と松永で皿洗いよる時に松永が咳した
クリスマス前に俺が移しちまった風邪がまだ治ってなかった
「体大丈夫なんか?」
「大丈夫。咳が少し出るだけ。顔近付けない」
松永の顔に俺の顔寄せて肩抱きながら聞く俺に松永が嫌そーな顔しやがるw
「もー昨夜したんやけん今日はいいやろ?明日から仕事だよ」
「まだ寝るまで時間ある」
「僕のこと心配してるんだか心配してないんだか.....」
松永の風邪が治りかけやったし週末はアホ共が家に来るしでやれんけんさー。俺らいっつもエッチしてるわけやないよ?よーエッチしてること書いてるけどたまたまそういう所書いてるだけやんね。平日も松永がすぐ寝てしまうけんやれんとか俺が残業で遅いとか飲み会でやれんとかあるけんさー週1しか出来んとかよーある。それにな俺ら年末年始エッチやれんのよ。年末会社の忘年会やら飲み会多くなるしやっと休み入っても大掃除バタバタ俺と松永でやって実家に帰省して実家やとエッチやらしてくれんけんさ。がっつりやれるっていったらクリスマス位しかやれん。
「心配しとるよ。嫌?」
「はぁー。抱きつかない。ラタンも足にしがみついて登って来ない」
洗い物終わって松永背後から抱き締めて頬すりすりクンクンしよってラタンはラタンで松永の足に捕まってよじ登ろうとしよった
「年末やり納め出来んけんさ。今日位しかやれんやん」
「何やり納めって......」
「姫初めも実家でやれんしさぁ。今年仕事休み入ったらどーせすぐ大掃除してバタバタ実家に帰るっちゃけんしばらくエッチやれんやんか」
「そげんエッチに執着する長野が分からん.....」
「こげんイケメンに愛されまくって幸せやろ?」
「自分で言うな」
松永は俺のこと愛してるって直接はあんま言わんけど愛されてるのは分かっとる。やけど俺の方が松永の愛情より大きいって自信がある。松永が思っとる以上に松永のことが好きで仕方ねー。ずっと近くにおりたいし松永を感じてたいんやけどねー。あんまりしつこくイチャイチャすると嫌がるけんなあ。ラタンは怒られんのにな。ラタンずりーわ
「そうやね。年末も年始もエッチ出来んやろーね。それで長野がイライラするのが目に浮かぶ」
俺が抱きしめながら頬にチュッチュしよったら溜息ついてそげん言う
「長野そんな情けない顔せんでよ」
「やりたいっちゃもんさ。やけど松永が嫌ならいいよ」
「いいよ。やる?」
「やるやる!!」
松永の髪かきあげて口に何度も軽くキスした
「お前覚えとる?最初の頃」
「なんを?」
「初めてキスしてから本格的に初エッチするまで何回もキスしたやん?」
「ああ。キスだけはあの頃許してたけんね」
二人の夜には書いたけど八王子にある川で初キスしてから2人で裸になって初エッチするまでの間は松永がキスすることだけは許してくれとったけんキスはよーしよったんよね。俺が一方的に求めてたんやけどね。松永は今でも言わんし俺が前書いたことあると思うけどノンケやったと思う。その証拠に俺はキスしてる時ムラムラして息子元気になりよるのに最初の頃の松永はキスされても困った顔してるか無表情のどっちかやった。エロい気分なんか俺と違って感じてなくて優しいけん俺に付き合ってるだけってその頃の俺は分かっとった。分かってても諦めきれんかった
「あの頃に比べてお前表情たくさん出るようになったなー」
「そう?」
「あの頃お前バリ無表情やったけんな。高校ん時も無表情やったけど」
「僕が何も考えてなかったけんやない?wwww」
本気で笑った顔も怒った顔も見たことなかったんやけど今は俺にキスされると笑顔やったり恥ずかしそうな顔やったり嫌そーな顔やったりする。無表情だった松永でも一目で俺は恋に落ちたけど今の表情ある松永がもっと好きやなあってね
「あの頃僕こんな未来になっとるって思ってなかったwwww長野とこげん長く一緒におることになるとか予想しとらんかったよwwww」
「マジでー!?こうなっとるの俺予想しとったっつーの!!」
誰かに松永とられんでほんとよかった。今は松永の口の中に入る俺の舌受け入れて舌からめてくれる。切ない顔見せる。俺とのエッチを気持ちいいって気持ち持ってくれるし興奮してくれる。そんな松永の表情見て幸せな気分とエロイ気分になる
「うわ!!」
松永お姫様抱っこしてベッドルーム向かった
「こうやって運ぶ位いいやろ」
「別に抱っこしなくてもいいやん」
「俺がしたいとって。ラタンついてくんなー」
足でシッシッってラタンよけてベッドに松永降ろして横たえて覆いかぶさった
俺の首に松永から腕回してくれる。昔は受け身で困った顔してたけど今は松永から求めてくれる。それが嬉しい
運命的な出会いとかよー言うけど廊下ですれ違った松永見て運命感じた俺の直感は間違ってなかったと思うんよね。ほんとにあるんやなーって思う
「俺ら運命の出会いやったね」
「長野が言うと嘘っぽい。僕は初めて会ったその時のこと全然覚えてないし記憶にないんやけど.....覚えとるの卒業式で声かけられた時?あれだね」
俺が一方的に一目ぼれして恋したけんなwwwwお前周囲の連中全員拒絶しとったしwwww
「まぁでも......こんなに長野のこと好きになるって思わなかった」
「松永ぁああああああ!!好きだぁあああああ!!」
「苦しい.....」
「ごめ。きつかった?」
松永の言葉に感激してきつく抱きしめたら松永が苦しんどった。慌てて腕の力ゆるめて松永の顔のぞきこんだ
「もっと僕のこと丁寧に取り扱ってよ」
「バリ丁寧に取り扱っとるって」
「嘘つけ。エッチん時がむしゃらにやりよるやん!!」
「松永が喘ぐ姿がたまらんけんね。そりゃ頑張りますわ」
「頑張らんでいい」
「今日が今年で最後のガッツリやれるチャンスの日やけん頑張ろうぜ!!」
「おい。エッチ頑張ろうって何.....」
「ザーメン出らん位やりまくろーぜ!!」
「バカかっ!!ほんとバカかっ!!その変態なノリやめろ!!」
んで松永の体中舐めまくって唾液まみれにして何度も寸止めさせてイかせんで何回戦もやった。松永イッてしまうと俺の息子さんが松永の中を攻めるのを痛がってしまうようになってしまってやれんくなるけんね
「もうイきたい」
「イきたい?」
松永が首コクンコクン振って涙目なっとる。何時間も攻められて松永ヘロヘロやった
「勝手にイったらいかんよ」って俺が言うけん松永がイきそうになるたびに俺の腰と手を止めさせて我慢しとった。そげん松永の姿見るとまだ俺は「エロイ。たまらん」ってまだやりたかったけどイかせてやっかと思った。あんまやると松永が疲れてしまう
「わーった。イかせちゃー。俺も一発イッとく」
「うん」
っていつもんように仲良くイって松永ぐったりしとった。冬なのに俺も松永も汗まみれで俺は松永の背後から抱きついてハァハァしとったんやけど
「シーツが......洗濯しないと」
って松永が素になりやがる
「シーツのことは後ででいいやろー!?余韻にひたれよ!!」
「シーツが濡れてしまってジメジメするやろ!?もーっ!!離れてよ!!」
こぼれたラブオイルと俺たちの汗と精液でシーツがドロドロになっとった。それすらも俺はエロく感じられるんやけどなぁ
「だめぇえええええええ!!とぉきめきはー君の隣でぇー繰り返しあふれるからーこのままたたそばにいてー、一秒もぉおおお離したくはないー愛しているぅううう!!」
「なんでケミストリー?」
「そんな気分やけん。松永ケミストリーは分かるやろ?」
「うん。その歌も知ってる」
松永が前書いてた話ん時(グリモワールね)にちょろっと話に関係してケミストリーの歌や経歴とか動画、関係者やら関係する会社全部調べ尽くしよったから俺がそん時口ずさんだ歌聞いてすぐ分かっとった。気になるもんや「んんっ!?」って思ったもんはさ、てってー的に調べ上げるのは松永の前の仕事と性格やけんなんやろーなーと思う
歌詞やないけど一秒も離れたくなかったけんね。クリスマスやったし。どーして俺飽きないんやろ。俺飽き性やと思うんやけど松永とはずっと抱き合ってたいし一つになりたいって思う。まだ俺は松永に恋したまんまなんやと思う
「ふてくされんで笑ってよ」
「シーツが濡れてしまってるから洗濯したい。僕がまた風邪ひいたら長野のせいやけんね」
「分かったって。シャワー一緒浴びよ。松永ひ弱やからなぁ」
「ひ弱で悪かったね!!」
「よいしょっと」
「おい!!」
全裸の松永またお姫様抱っこして風呂行って軽くシャワーで流してリビングで飲み物飲んだ
「祝日に2人っきりって久しぶりだね」
「いつものあいつらが来るけんなー」
「静かだね」
「あいつらうっせーけんな。こげん風に2人で静かにゆっくり休日部屋で過ごすのが久しぶりな気がするわ」
「そうだね。1年が早かった。クリスマス終わったら年の瀬と正月でまた忙しくなるね」
「んだなぁ。飲み会やら忘年やろ?正月休みの後は新年会か。また2人の時間削られんな」
「毎年のことやけんしょーがないよ。今年は僕も忘年会と飲み会があるから帰り遅くなるけん」
「松永が働く所食事会やら飲み会多いな。前のとこならなかったやん」
「しょうがないよ。女性多いしそういうイベントよくするんよ。僕も毎回断わってばかりもいられんしね」
「まぁ出張ないだけマシか。誘惑されても.....って松永は気付けんか。気をつけろよ」
「うん。前は僕出張で何日も家にいなかったりしたもんね。早く帰って家のことやれるから今の職場も悪くないよ」
俺が帰ったら絶対家に松永がいる生活になったのは嬉しい。松永が俺より先に帰れる会社やけん飯作って待っててくれて松永が機嫌いい時は俺のネクタイ外すの手伝ってくれたりする。俺がネクタイ外してくれる松永の姿見るのが好きなの知ってるけんやろーな。やけん俺は会社終わっても家帰るまでネクタイはずさん。
んでそげんクリスマス前日の祝日過ぎて俺も松永も年末のバッタバタと飲み会で忙しくしとって仕事納めの次の日に一日がかりで大掃除やってまたまた次の日の朝には羽田から福岡向かうっていうあわただしさやった
「お帰り」
「おぅ。ただいま」
「今年もお世話になります」
「なんねなんね(何言ってんの)、松永君家族なんやけん実家と思ってくつろぎー。元気そうやね?上がって上がって」
姉貴が玄関出て来た。松永の目の手術のこと心配してよーメールと電話してきたけん松永の元気な姿見て安心しとった
「入院した時はお世話になりました」
「なんがねよかとよ(たいしたことないしいいのよー)。よー来たね。疲れたやろ?ほら荷物置いて2人とも落ち着きなさい」
母ちゃんが茶と俺たちが土産で持って来た菓子準備して俺の家族と松永でくっちゃべってた。今年は俺は中学高校の友達とは会う約束せんで家族と一緒に過ごす予定にしとった
笑っては●けないやら家族で見て年越しソバ食って姉貴はデパートが正月三が日出勤なっとったけん仕事行ったけど俺と松永と父ちゃんと母ちゃんで近くの神社にお参りしに行った。近所の人もおったけん母ちゃんが世間話でくっちゃべり始めたけん俺と松永と父ちゃんで神社で振る舞われてた酒飲んで屋台の物食って母ちゃんの近所付き合い終わるの待っとった
「長ぇーwwww母ちゃん何をそんなに話してるん?」
「毎年こうぞ。近所付き合いあるけんな」
近所との距離感が東京と違って近い地域に住んどるけんね。俺が住んでた地域まだそげん感じやけん母ちゃんが挨拶しよるのを「めんどくせーよな」とか思いながら見とったら松永に視線がチラチラ来よる。俺たち家族と一緒におる見知らぬ顔やしイケメンやけんやろーね。バリ見られよる
母ちゃんにも「あの人は?」って質問されよったらしい。「親戚よー。遊びに来てるんよー」って母ちゃん言いよった。松永は地域密着型なコミュニティーと視線に「アワワワ拒絶したい」ってなっとったwww俺の実家福岡でも田舎やけんなー
んで、母ちゃんの挨拶終わって1回家帰って松永連れて外出た。松永が年始の挨拶に松永の婆ちゃんの世話してた手伝いのおばさん2人に会う約束しとったけんね
「●●ちゃん(松永の下の名前)目の手術したんやね大丈夫やった?」
「うん。心配ないよ」
手伝いのおばさんたちも心配しとったみたいで変わらん松永の様子見て安心しとった。んで手伝いのおばさんと俺たちで松永が小さい頃よー連れられて来とった住吉神社行った。これ地元の人なら分かるかもやけど福岡に眼科で有名な病院が2つあるらしくて住吉神社からどっちも近いっちゃ近いんよね。松永の身バレはせんやろーけどその眼の病院に母ちゃん見舞いに行くとか診察で母ちゃんが通う時は時間かかるけんその間手伝いのおばさんに赤さんの頃の松永は住吉神社に連れられて遊んでたらしい
松永の働く男2の話の中にもあるけど住吉一帯がゲイバー地帯なんだよなぁ........そんな子供時代のことがあるけん住吉辺りに詳しかったんやろーね。話ん中に柳橋商店街とか出てたな。魚屋とデザイナーのカップルの話やね。松永が住んでた地域やないけどそういう母ちゃんがらみのことあるけん思い出がある土地ではあるらしい。ゲイバー地帯とは知らんくて大人になって知ったらしいけどな
「どした?」
「うーん?」
神社の手洗う所で手洗ってから松永がなんか考え込む顔しとった
「僕今何か思いだそうとしてるんだけど、なんだろこれ」
「へ?」
「うーん......ってあ!!」
「どうしたん●●ちゃん」
「僕思い出した」
「だから何をwww」
「なんでもない」
「おいwwww」
その後は松永「うーん」やら「えーと」やらで要領つかめん感じやけんとりあえずお参りしてから聞いてみるかってなった。松永の頭ん中でもまとまらんから言葉に出来んのかもな、っていつも一緒におる俺は分かったけんね。手伝いのおばさんたちも松永のことよく分かってるのかそげん感じやった
んで住吉神社参りするんやけどゲイカップル何組か正月からおるやないかーい。髭短髪ガチムチの似た者同士の歩くカミングアウトなカップルおるやないかーい。ゲイバー地帯の神社だけあるな......
露骨過ぎて俺もゲイやけどどんびくぞ。同族嫌悪や差別やないけんね?モロばれ過ぎんだろー!?お前らはそれでいいんかーい!?ってね。俺もゲイやけどゲイゲイしくないしノンケぶってるぞ
松永もそいつらの「モロバレ度合い」に気付いたけどガン無視して知らん振りしとった。元々人に興味ないけんゲイだろうがノンケだろうがどーでもいいんやろうけどな。そいつら周囲のノンケカップルや家族連れには気付かれとったな。見た目がモロ短髪髭ガチムチやしキャッキャウフフしてたらそりゃ気付かれるわ。んーでもノンケどもが見事にスルーしとるのがゲイバー地帯の神社やなぁと思った
参り終わって近くの喫茶店で4人で茶してから俺と松永の2人で帰りよる時に
「あのね今さっきね」
「なん?手洗う時のこと?」
「うん」
って松永が話してくれた。
松永急にある場所のこと思い出したんやと。手洗って神社の門のとこの狛犬ふと見た時に子供の時に見た場所のこと思い出したらしい
「明日そこ行っていい?」
「いいよ。気になるん?」
「うん」
で、その場所に次の日行くんやけどね。これが松永が当時母ちゃんと2人で住んでた離れからバリ遠かったんよね
「おいおいおい。松永が小さい頃によく見た場所言いよったよね?遠くね?」
「うん。ここ通ってね、この先にある図書館に行ってた」
「松永小さい時アグレッシブやな。子供が歩く距離やないやろ......ってデカっ!!なんだこれ!?」
バリ大きい木がいきなり現れたんやけど、松永が書いてるのも読んでる人は気付いた?俺たちが来たのが待ち楠の題材の場所やったんよね
「どうしてここ来たん?」
「急に思い出して。なんかね、可哀想だなって子供の時にこの前通るたびに思ってたんよ」
「可哀想?」
「うん」
なんで可哀想って思ったのかは松永にもよー分からんらしい。待ち楠みたいに石の小さい建物とバリでかい楠の木があったんやけどそれ見て可哀想って思うのがよー分からん。松永は否定して信じてないけどやっぱ第六感やら霊感みたいなもんあるんやないかな、って一緒におる俺はよく思う。松永の子供の頃の話たまにつっついてみるとそげん話出てくることあるけんさ。「それおかしいやろ?幽霊とか妖怪とか神様みたいなもんやないーん!?」って言うけど「んなわきゃないww」って変なとこでポジティブなんだかアホの子なんだか、かたくなに俺の突っ込みを松永無視するけんなー
「可哀想だなってなんで思うのかはよく分かんないけどうーん。やっぱり」
「何がやっぱり?」
「これ。住吉神社の狛犬と同じやったんよ。やけん思い出したんだと思う」
その石の建物に松永が近付いてそれ撫でてた。表面見ると犬っぽい?のが彫られてたけど俺には全然分からん
「どうしてここにあるんだろ。うーん?ここにいなかったよね?可哀想。これ調べてみようっと」
「お前よーそげんこと気付くな。てか、可哀想って思うってどーなの?子供ん時ここ通るたびに可哀想思うたん?」
「うーん?可哀想だな、って。寂しくない?って心の中で声かけてた」
「おいーwwwお前は人拒絶するくせに石と会話するなwww」
鎌やんが前松永の子供の頃のおバカ話暴露して俺もここで書いたことあるけど、松永小さい時石も木もしゃべること出来るって勘違いしとったらしいしな。木や石や動物がしゃべる絵本信じるバカ純粋な子やったらしいけんその延長でそう勘違いし続けたらしい。さすが拒絶ツンデレ。俺の理解越えた子やったのは間違いない
拒絶しまくりな松永もさすがに小学生になったらそれおかしいんだ!?って分かったらしいけど心の中でつい声かけちゃってたらしい。それまでお前どういう子供時代過ごしてたの....誰としゃべってたんだよ。それオカルティーやないか
「ここ気になるん?」
「うん。どうしてか気になっちゃう。急に思い出しちゃって来たけどやっぱりここ寂しいね」
「お.おう(俺は全くなんもこの場所に思わんのだが)」
んで松永がそこ離れてスタスタ歩き出したけんついて行ったら神社が現れた
「うぉ!?神社!?サル!?サルがたくさんおるぞ!?」
狛犬やキツネの置物おらんけど狛犬のサルバージョンの石像初めて見た
「うん。これもうーん?うーん!?」
「なん?どした?」
「ここ石碑たくさんあるけどこれ........」
松永は昔の文字読めるけんそこに書いてあるのやら石に彫られたかすれたよー分からん昔の文字顔近付けて読んでた
「うーん?面白いね」
「何が?wwww」
「これ小説の題材になる。ううん、一つの物語が出来る」
松永が機嫌よくなってニコニコしとった。こげん感じで待ち楠の話出来たんやね。なんか今結末2つ用意しとったけどどちらにするかで更新が止まって悩んでるみたいやけどね。納得するまで悩めばいいって言うてるけん読んどる人待っててやってな
そんだけやなくて松永のが遅れてる原因がいくつかある。インフルが松永→俺→鎌やん→吉野、奥田って広がってしまって松永が責任感じてしまってあいつらの面倒見たりで時間取られてたのも原因かな。てかなんでインフルん時に見舞いとか言って遊びに来るんかと
止めたのに家来やがって。俺が仕事でおらん時に家来るなっつーの。んで家に何度も来たモリクミはなんでインフルならんかったのかと。あいつは化け物か
インフルになった鎌やんと吉野が一人で住んでるけん松永が責任感じて飯作ったり飲み物持ってったりしよったけどあいつらー......鎌やんは確信犯やったと俺は思っとる。鎌やんの公演の手伝い拒否ってた松永がそのせいで断わりきれんかったけんね
鎌やん松永の優しさ知っとるからわざとインフルかかりに来たやろー!?松永が断われんくなるようにしたやろー!?鎌やんなら「インフル?松永君引っ張り出せるならそん位かかっちゃうよー劇の為ならー♪」って思ってそうやけんな。松永の優しさ利用したんやろーね
リアルの今の話になってしまったな。すまん。話戻してっと
待ち楠完結するまで書かんでおこうかと思ったけど「正月のこと書くけど神社参りのこと書かん方がいい?」って聞いたら「書いていい」って言うけん今回書いた
正月はそげん感じで家族と松永とのんびり過ごして東京戻った
東京戻ってその日に松永がリックス呼び出してた
「家に来なさい」
松永がリックスに命令口調ん時は説教やなあ。あいつなんかやらかしたんか?って思った
リックス来たら「長野スーパーで買い物して来て」って松永に言われたんやけどリックスが俺を涙目で引き止めやがる
「長野兄ちゃんここいてよ!!」
「なんで?」
「リックス!!」
リックスって名前呼んだ松永の声が怒ってる時の声やった
リックスもなんで呼ばれたか分かってて松永にキレられるのが分かってたんやろーね。俺がおると松永本気怒りせんけんいて欲しかったってリックスに後でグチグチ言われた。相当松永にしぼられたらしい
俺は優先順位がリックスなんかより松永やけん「スーパー行ってくらー」ってしがみついて来る涙目リックス振り払って外出たんやけど玄関出たら家から英語でバリ言い争い、てか松永が一方的にリックス攻めてる声がした。何言ってるのかは分からんけど怒ってるのは分かった。そげん早口で大声で怒ってる松永の声初めて聞いたかもしらん。どんな顔してるんやろう。俺が見たことない松永がおるんやろーね。俺にはそげん姿は松永は見せたくないし見られたくないっていうのがモリクミたちの意見やけど俺だけが松永にとって特別だかららしいが......俺はそんな松永も見てみたいな
リックス隠しとったけど大学の単位一つ落っことしてたらしい。通年の授業やなくて1年の前期の単位かね?
進級は大丈夫やけどそれがなんでか松永にばれてしまって松永が激怒したらしい
スーパーから帰ったら「ありがと。お帰り」って松永が笑顔で迎えてくれたけどリックスが死にそうな青い顔してしょんぼりwwwお前松永より図体でかいのにwwww
「リックスが何したか分からんけど松永許してやりー」
「今後次第。ね、リックス」
リックスうつむいて松永の顔まともに見れてねーwwwよっぽどキレられたんかね
「返事は(怒)?」
「はい!!」
松永にまた激怒されるのこわがってリックスが慌てて返事してた
外人のイケメンにも容赦ねーwwwwリックスには悪いんやけどそん時俺はそげん松永やけん安心出来るなーと思った。どんなイケメンがまわりにいても俺だけ選んでくれて松永よそ見せんで変わらんよなってね。
リックス2年に進級したら前半の全部の単位で一番いい成績を出せってむちゃぶりを松永に要求されたらしいwww
「2年から受けられる奨学金のことは知ってたよね?」
「うん」
「だったら単位落とせないんよ?選考基準ちゃんと把握してる?これ以上単位落とせないし、これからの単位は全部いい成績じゃないと無理だよ。リックス奨学金受けたいんでしょ?分かってるの?」
「分かってる」
「おーけー。だったらもう何も言わない。お腹空いてるよね?ご飯作るから食べて行きー」
リックスが反省しとったの見ていつもの優しい口調の松永に戻った。リックスのこと心配して言ってるのはリックスも分かってるけん素直に反省しとったように見えた
「リックス明日も家においで」
「え!?」
リックスマジビビリ過ぎwwww
「日本のお正月料理食べたことないよね?作ってあげるから」
「ありがとう(ホッ)」
リックスε-(´∀`*)こんな顔して安心してやがった
次の日俺たち3人で松永の作ったおせち料理と雑煮食ってる時にやつらが来た
「明けましておめでとーございまーすっ!!やーん開けてーっ!!」
「開けてよー年明けたのにーどーして玄関開けてくれないんだよー」
「モリクミさん押さないで下さいっ!!」
「モリクミ押してるわけじゃなくて横に大きいから奥田にぶつかっちゃうのよ」
「んだとぉおおおおゴルァアアアアア!!」
玄関ドンドン叩いてやかましいあいつらを無視して黙々と飯俺ら食いよったけど
「長野そろそろ開けに行って。近所迷惑になる」
「あいつらを正月から家にあげないかんのか.....正月から会いたくねーわ」
「早く。玄関前でモリクミ先輩と吉野君が暴れ出してるっぽい」
「ガチンコさせときゃいいやん」
「駄目。早く」
「わーった」
玄関開けて安定のあいつらで俺げんなり
「明けましておめでとうございまーすっ!!あーん!!あけおめことよろメールもラインも電話も返事ないのでモリクミ来ちゃいましたーん!!やーん!!」
「無視してたんだがな。お前らおめでとう。帰れ」
「やーん!?」
「手を離せぇええええええええ!!」
玄関閉めようとしたらあいつら全員で玄関つかんで閉めるの阻止しやがる
「はぁ......おめでとうございます。あがります?」
「やーん!!松永くーん!!正月からおめでたいっ!!あらーん!?リックスくーんまでっ!?やっだ!!おめでたいーーっ!!正月からモリクミこんなハーレム困りますぅううう!!コスプレもっと力作持ってくればよかったーん!!」
「えと、何をモリクミ先輩言ってるんですか?」
「わー今だーお邪魔しまーす」
「鎌やんてめぇ」
興奮しとるモリクミにアイアンクロ食らわせとる間に俺の横通って鎌やんが勝手に家あがって行きよった
「おいしそうな匂いがする!!」
「食事中?あたしたちもお呼ばれしましょ」
「おぃいいいいいい!!ど腐れクソガマカップル!!勝手にあがるんじゃねぇええええ!!」
奥田と吉野も俺の体どついてあがりやがった
「長野モリクミ先輩もあげて。ご飯はあるから。モリクミ先輩が喜んでる」
モリクミの顔見たら俺からアイアンクロー受けながらニタニタしてやがる
「あーん.....正月から長野くーんの大きな手があたしに触れてるなんてー」
モリクミこえーよ
「お前マジ1回病院逝け。んで隔離されて来い」
「そんなことになっても!!松永くーんと長野くーんへの愛の為にどんな障害もぶち壊して必ずお2人の前にモリクミ現れますっ!!安心してくださーいっ!!」
「俺らの為に出て来るんじゃねーっ!!」
「はいはい。2人ともご飯食べましょう」
いつもの俺らに松永苦笑いしながらモリクミとリビング戻ると吉野たちが勝手に丼用意して飯つぎよった
「長野松永君、あたしたちにおかまいなく」
「お前らが言うんじゃねぇえええええええ!!勝手に飯ついでんじゃねーよ!!」
吉野を1発殴ってそれにモリクミが参戦してまたクソ騒がしい1年のスタートになったな。みんなはどうやった?俺らは安定のクソ騒がしい正月で、年末からエッチ出来んくてリックス帰ったらやろうと俺は思うとったのにあいつら来て家でオールされたせいでクソイライラさせられた年初めやったね
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