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後輩、松野
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「先輩、おはようございます‼︎今朝は早いですね。何かいいことでも、ありましたか?」
店の前を掃除していた後輩の松野が真司に声をかけた。
「たまには早起きしようと思ってな」
いいことだらけだけどな。
真司は顔がにやけないように気をつけ、いつもとかわらないよう松野に接した。
「へー。でも、何だか嬉しそう…あ、先輩、今日のアポ俺と一緒に行くからですか⁇」
松野が真司に向かって身を乗り出す。
「?あー、違うけど、そうしておくよ」
「その言い方、なんだか傷つくんですけど」
松野はわざと拗ねる素振りをみせた。
「はいはい。お前イケメンなんだから、そういう可愛い顔は気になる人にだけ見せる事」
真司は松野の頭をポンポンと叩いてから店に入っていった。
「先輩だから、するんだよ…」
真司の後ろ姿を見ながら、松永呟いた。
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