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三日三晩
寝ても起きても部屋でも露天風呂でも、どこでも繋がって、繋がって、繋がって。
(なんって甘い旅行…)
2日目に屋台を少し歩いたくらいで、結局後は全部部屋に籠ってしまった。
まるで発情期のよう。けど違う。
ちゃんと意識はあるし普通のセックス。
それが、こんなにとろけるようなものになるなんて……
「リシェ」
露天風呂でくつろぐアーヴィング様の足の間に座り、まったり。
明日の朝、馬車で帰る。数日揺られればセグラドルだ。
長くも短い…短くも長い…そんな旅行だった気が……
「はい、アーヴィング様」
振り向くと、スルリと頬を撫でられた。
アーヴィング様も楽しかっただろうか。
ゆっくりは…できなかったかもしれないけど、リフレッシュできたならいいな。
願わくば、僕と一緒の気持ちなら。
「実は、やってみたいことがあるんだ」
「やってみたいこと……?」
「あぁ。君にしてみてもいいだろうか」
「? はい、僕にできることでしたら」
バシャリとお湯が跳ね、後ろから大きな手のひらが僕の腹に伸びてくる。
「Ωというものは、快感を覚えると腹を押すだけでも達せるようになるらしい。
腹…というか正確には子宮だな。
リシェは今身体が敏感になっているから、きっとできると思うんだが……」
「え、そうなんですか? 初めて聞きました」
「俺も少し小耳に挟んだだけだが気になってしまって。
やってみていいだろうか?」
「はい、もちろん」
「ありがとう」
チュッと頭に口付けを落としたアーヴィング様が、ゆっくりお腹を押してくる。
「俺が挿入っているのは、いつもこの辺りまでか?」
「そうですね、大体そうだと」
「そうか。なら、先ずはここから挿入て…」
太い指がグッと外から後孔の上あたりを押した。
「ここから…段々奥に進んでいって……」
「…っ、ふ……ん」
ツゥ…と撫でられ、むず痒さに震える。
「ここ」
「ぁっ、」
「この下は、リシェの好きなトコロだ。
外から押されてどうだ?」
「なんか…変な感じ……ですっ」
「そうか変か、成る程」
変。
いつもナカから刺激されるのに外側からされて、違う感覚に身体が動く。
遠くから刺激されて、もどかしさが大きい…かも。
(どうしよう、これ…耐えられるかな……)
直接的な刺激が欲しくて、我慢できなくなっちゃうかも…
そうなったらせっかく楽しんでるアーヴィング様が残念に思うだろうか。
けどこれは、ちょっと物足りなすぎて辛い…気が……
(ほんとに挿入られずに腹の刺激だけでイけるの?)
「んっ」
「ほらリシェ、集中して」
グッと強く押され、思わず甘い声が出た。
それに笑ったアーヴィング様が、もっと指を進めていく。
「ココ。ココからリシェのナカは一気に狭くなる。
多分本来は発情期の時しか使わない処なんだろう。だが、俺のは長いから普段でも届いてしまう。
だから、いつも十分慣らしてから挿入ている。発情期のときは柔ないから必要ないがな。わかるか?」
「は、ぃ…わかります……っ」
「それから進んで、ココ。ココは少し曲がっていて、角度が難しい。だからこれくらい奥に挿入るときは体勢を気をつけている」
「ん…んん……」
「ーーそして、ココ」
「ひぁっ、」
ビクリと震えた、先。
「子宮だ、リシェ。
いつも発情期のとき可愛がってる処だ」
「っ、はぃ」
「今はこれくらい上にあるが、発情期には下がってくる。大体…この辺りまでだな」
「ん…は……」
「この入り口からいつもナカへ挿入るんだ。
とても狭いが、食いついたら離さない。
それくらい君のナカは情熱的だ」
「ーーっ!」
外側からグッと押され、息が詰まった。
「入口を押されてどうだ?」
「なんか…へんな、かんじ……っ」
「いま締まったか? 固くなったのがここからでもわかる」
「っ……はぃ…」
「そうか、可愛らしいな。刺激が伝わってる証拠か」
「ぁ、ぁの、アーヴィングさま」
「ん?」
「もっと、強く押して…くださぃ……っ」
これは、どっちかというと言葉に攻められている感じがするけど。
(でも、アーヴィング様に子宮を触っていただけるの…すごく嬉しい……)
Ωとしての本能か、それとも自分自身なのか。
わからない。でも発情期以外の場で番に子宮を可愛がってもらえるのが、こんなに幸せなことなんて
こんなに喜びを感じられるなんて、びっくりだ。
「ーーぁっ!」
さっきより力の入った指が、的確に入口を押してくる。
それが段々と…子宮のナカを押すように動きだしてきて。
(ぁ、気持ちぃ!)
いつものセックスとは違う、別の快感。
圧倒的幸福が押し寄せてきて頭がすっごくふわふわしてくる。
「は、ぁあーっ、あ、あ、んっ」
アーヴィング様が小耳に挟んだことは本当だ。
Ωって、たくさん快感を覚えた後に腹を押されるとこうなるんだ。
番の匂いに包まれ、番の優しくも強い指で発情期でもないのに子宮を刺激されて、身体中が喜んでる。
もう後孔は蜜が溢れ、たくさん濡れてしまってるのがお湯の中でもわかる。
パクパクしてて、指なんか近づけられたらすぐ飲み込んでしまいそう。
乳首もぷっくり勃ちあがって、自身も勃ちあがりトロトロ先走りを垂らしていて。
「すごいな、押してるだけなのにここまでとは…」
「あぁ、ぁっ、あ、きもちっ、もっとソコかわいがってっ」
「目がとろりとしているな、そんなに気持ちいか?」
「きもちぃ、きもちっ、アーヴィングさま、すきっ」
「俺も好きだぞ、リシェ」
「ぁ、うれしっ、すき、らいすきっ、ぼくのアルファっ」
「成る程そうか。バース性の、なにか本能のようなものが働くのか。それで……
ククッ、呂律が回ってないぞ。俺のオメガは可愛いな」
「んんん!」
〝俺のオメガ〟と呼ばれて、キュンキュンが止まらない。
どうしよう好き。番が大好き。僕のアルファ。僕だけのアルファーー
(ぁ、イきそ)
トロトロの思考で、身体がもう限界なのを知る。
ほんとにイっちゃうんだ。腹を押されて、子宮を押されてイッちゃうんだ。
なんて淫らだろう。でもΩの性には勝つことができない。
だってこんなにも幸せで、嬉しくて、喜びが身体中を満たしてて、こんなのーー
「あぁ!イっ、〜〜〜〜っ!!」
イかない、はずがない。
ドクリと弾け、一気に飛び出す熱。
一度も触られてないのにほんとに吐精した。
乳首とかとは違う、もっと強い快感。
少し前の僕が見たら絶対驚いてしまうんだろう。
けどーー
(す……ごい……なに、これ…)
互いのバース性をいつも以上に感じたイキ方だったからか、吐精後の余韻が半端ない。
頭がぽやーっとして、ふわふわしてて、しばらく帰って来れなそうな……
「リシェ…リシェ? トんで声も出ないか?」
「ア…アーヴィング…さまぁ……」
「そんなに気持ちよかったか。確かに発情期以外で子宮を刺激されるというのは、Ωにとってαじゃ想像もつかないほどの幸福なのかもしれないな。
ーーさて、」
「あ!!」
ゴリ…ッと当てられた、アーヴィング様のモノ。
「コレを君のナカに埋めてもいいだろうか? 俺も限界だ」
「は…ぁ…ぁ……欲しぃ…キてくださ……ああぁ!!」
「子宮も、一緒に触ってあげような」
「あ、あぁっ、ぅれし、もっといっぱい、愛してぇ……ひっ!」
「あぁ。たくさん愛そう」
欲しかったナカからの快感と、外から与えられる新しい快感と
全部が全部ごっちゃになって、温泉を出た後も裸のままベッドでまた激しく縺れ合った。
***
知らないですが、Dom/Subユニバースの Subスペースみたいにオメガにもスペースがあったら可愛いだろうなという想像でした。Subスペースっていいですよね。
〝発情期以外の場で番に子宮触られてイったらスペース入る〟とか、そういうのよくないですか。
勝手な想像でした。もしかしたら知らないだけでn番煎じなのかもしれない……
オメガバースにもスペースをください。絶対可愛い。
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