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お見合い?が終わった後 登side
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「ごめんよ〜!いくら言っても帰ってくれなくて…登君が女の人苦手なのは知ってるけど、これ以上ロビーでずっとあの人を立たせて待たせてると会社の評判が下がっちゃうと思って…ごめんなさい!」
ガバッと大きく頭を下げてきた迅にグチグチ言えるわけもなく、なんなら会社のためと思って電話してるれたならありがたいと思った。
(あんな格好した人間がこの会社の者とも思われたくなかったしな)
「まぁいい。けど次からああいった輩が増えるから、絶対に追い返してくれよ…」
僕と迅は小さい時からの幼馴染で僕が唯一心を許していたのが迅だけだったため流れで迅が秘書になってくれていた。そのため二人だけの時は砕けた口調で二人とも会話をしている。
「それにしても年々ひどくなってない?登君の女性嫌い。流石にさっきの人は僕でも厳しかったけど一般の方も駄目になってきてない?」
(流石だな)
フッと笑うと迅が少々困惑していて面白かった
しかし、実際の所先ほどの女は論外としても、歳を重ねるごとに女性との交流を避けるようになっていった。社長同士の食事会などがあるがそこに居る優秀そうな女社長と会話したくても少し会話すると気分を悪くしてしまう、そう言った時勿体無いとよく感じる。
だからと言って自分の恋愛対象は絶対に"男"というわけではなかった、だから余計に光さんが特別であると感じた。
(あぁ、あの人とずっと一緒に居たいな…)
女性が駄目になる反面あの人に会いたくなる気持ちは日に日に強くなっていった。
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