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「……見る? ケイさんのやらしい写真」
「は?」
「拡散されたくなかったら、ヤらせて」
その言葉で体温が下がる。
「ふ、ふざけるなっ! ……お前、正気か?」
あの時、撮られたって事……?
「俺達、相性良かっただろ? 遊んでくれたら誰にも見せない。約束するよ」
つまり俺の選択肢は最初からないってわけか。笑顔だけど、只の脅し。だからガキは嫌いなんだ。
「大丈夫。俺、他にもセフレいるし。本気になったりしないから」
男の言葉を黙って聞く。
悔しいけど、言う事、聞くしかなさそうだな。ここまできたら、ジタバタしても意味はないだろう……
「条件がある」
俺が口にすると、男は余裕で「どうぞ」と言った。
「俺は一切、カミングアウトしてないんだ。外で会っても他人に徹し、声をかけないでくれ。仕事は飲食系。土日も日中の呼び出しは不可。仕事中には連絡をしてくるな。キスも束縛も甘ったるくするのも禁止。次、写真、撮ってみろ。平穏と引き換えに警察に連れていくからな。お前がストーカーのように感じたら、即、通報してやる」
やられっぱなしだと思うなよ。大人しくしているなんて性に合わないんだ。
「……交渉成立。いいよ。それで」
凄んでやったのに、男は笑っている。
卑猥な音が部屋に響く。
家に着くなり、ズボンと下着を脱がされた。
「昨夜、何度もしたから、まだ柔らかいね。すぐに挿るかな」
「あ、ァ……」
「キツ……」
何度か揺さぶられたら、すぐに射精感が高まる。
クソ。体がおかしい……
「……げ……玄関でヤるとか、この変態……」
「男なんて皆、変態だろ? 犯してるみたいで、すげー興奮する」
犯しているようなもんだろ!
突っ込んでやりたかったけど、こいつ、上手すぎる……
「……っ……ぅ」
襲いくる快感の渦に飲み込まれそうだった。
足がガクガクして立っていられない。
「嫌がってたくせに感じてるんだ……?」
「…………っあぁ!」
こうして俺達の関係は始まった。
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