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アイドル 東堂×待宮 1
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「あっ……やめっ、イかせろ……っ」
入口でぐちぐちと遊ぶだけ。
俺を焦らして楽しそうにしている彼は、今の俺からすれば悪魔そのもので──
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アイドル事務所シュヴァルツ。
主に男性アイドルの育成に力を入れ、歌やダンス、ライブ活動だけでなくバラエティやドラマ出演、映画にモデル活動と多種多様な仕事をこなす事が出来るアイドルを多く排出している。
中でも特に人気を誇る俺たち「Carnivorous」は特に“肉食系男子”として売り出しており、攻める姿勢のパフォーマンスが受けてドラマや歌番組にはよく出演している。
一方最近売り出されている「sweets forest」は甘いフェイスと王子が纏うような衣装、甘い台詞で俺達とは別方面のファンを急激に増やしている。
「先輩!今日はもう上がりですか?」
「おう、東堂か」
俺様系男子という言葉がすっかり定着してしまった俺、待宮修哉は事務所に入ったばかりの王子様キャラである東堂飛鳥にすっかり懐かれてしまっていた。
何故俺に正反対の性格である東堂が懐いてくるのかは謎だが、事務所に入って数年、後輩達から怖がられる事の方が多い俺に遠慮なく甘えてくる後輩が居るのは悪い気はしない。
「これから飲みに行こうかと思ってるんですけど、先輩もどうですか?」
「明日はオフだし付き合ってやるよ。他には誰誘ってんだ?」
デカい体で無邪気に俺を慕う待宮はパフォーマンスの時の王子様の顔よりも随分幼く見える。そのせいとは言えないが、コイツに誘われれば思わず頷いてしまう謎の魅力があるのだ。
どこか危なっかしくて放っておけない。もし一人で飲み会に行かせて悪い大人に連れ去られたら──そんな事を考えると一人にできないというのも理由の一つではある。
「今日は俺と先輩だけですよ。個室の居酒屋を予約するんで…」
「分かった、じゃあさっさと着替えてこい」
「はい!すぐに来るので待っててくださいね」
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