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何事も
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坂口が風呂から上がった時に湯冷めしないようにエアコンの温度を程々に設定して着替えを用意してやる
新品のパンツ…そんなものあったっけ
うーん、嫌がられたら買いに行こう。
とりあえず新しめのやつでいいか
脱衣場にタオルと一緒にしておく
ふぅ、とソファに座り込む
坂口の意図がわからない
まだあいつの事を測りかねている
あいつが出たら話をしよう
そもそもなんの秘密かも分からないんだし
今のところ目的があるらしいから人に話したりはしないだろう
うーーーん、あー、考えるの面倒だな
あとなんかすることあったっけ
あ、そうだ夕飯どうしよう
今そんなに冷蔵庫に物ないしなぁ
だからといって冷食の買いだめもしてない…
買いに、行くのもなぁ…
ふぅ、仕方ないか
パスタでも茹でよう
材料少ないし簡単だ
「よし」
「何がよしなの」
「お、びっくりした
出たのか」
「うん」
いつの間にか後ろにいたらしい坂口に驚かされる
服のサイズは少し大きいくらいだがなんの問題も無さそうだ
「夕飯どうしようかと思って
坂口何か食べられないものはあるか?」
「…辛いもの、?」
「なんで疑問形なんだよ」
「あ、あとはネバネバしたやつ」
「それ以外は大丈夫か?」
「うん」
何故か面食らったように目をぱちぱちしてる
さては本当に料理ができるか不安だとかそんな失礼なことを思っているんじゃ…
「分かった」
まぁいいか
生徒に頼りにされていないのはいつもの事だし
今更なんだって話だよな
「先生」
「ん?」
「ごちそうだね」
ワクワクしているのか皮肉なのか全く分からない
もとの表情が無感情なせいでこいつの喜怒哀楽全て読めない
「ま、まぁ楽しみにしてろ」
冷蔵庫を開けると一人暮らし用の食材と対面する
ベーコン…………仕方ないか…
カルボナーラでも作ろう。
ため息が漏れる
でもまぁいいだろ
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