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はじまり
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あの子……惟葉 一華(これは かずは)さんがやってきてから、歯車は廻り始めました。
少しずつ、少しずつ、悪い方へと……
***
今日もいつもどおりの一日でした。
若干ついていけない一軍の練習
やわらかな春の日差し
少し苦手な緑間君
いつもだるそうな紫原君
的確に指揮をとる赤司君
僕の相棒の青峰君
そして、
僕の恋人の、黄瀬君。
いつもどおりの、幸せな日でした。
でも、
それが「いつもどおり」じゃなくなるのは
時間の問題だったんです。
「えっとぉ、はじめまして!新しくバスケ部のマネージャーになったぁ、惟葉 一華です!頑張ってお仕事するのでぇ、よろしくお願いしま〜す。」
短いスカート、やや濃いメイク、金髪の盛ってある髪の毛。
誰しもが、バスケ部に不釣り合いだと思いました。
その時僕はまだ、「バスケ部にあまり似合わない人が来た」くらいにしか思っていませんでした。
これが、全ての始まりだというのに。
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