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1 ,入部
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《キヨside》
俺はこの春、高校生になった。
サッカーが大好きで、この高校はサッカー部が強いという事を知り、この高校に入学することにした。
この学校には中学からの友達のうっしーと、レトさん、そして仲良い先輩(上下関係はない)がいる。
レ「やっほー!キヨくん!」
肩にぶつかってきたのはレトさんだった。
「あ、レトさん!サッカー部の見学来たの?」
レ「入る気はないけど、まあキヨくんいるだろうと思ってな〜」
「俺の事好きすぎじゃん」
レ「はぁ!?あー、もうさいならー」
「あ、レトさぁん!w」
くだらない話をしながら、俺は先輩たちのプレーを目をキラキラと輝かせながら見る。
だけど…キャプテンの背番号を背負った先輩はなんだか目に光が無くて、俺と目が合うと、焦ったように目を逸らした。
「…?」
きょとんとしていると、顧問の先生が見学者に声をかけてきた。
先「おい、お前ら。…ん?……ほう」
俺の方を見て、なんだか意味深な態度を取る。
にやりとした気がしたが、気のせいだろうか。
先「名前は?」
「あ、はい!キヨって言います!」
先「よし、キヨ。お前あそこに混ざってプレーしてこい」
「へっ?」
いきなりのことに驚いていると、先程のキャプテンの先輩が俺の方を見て、首を横に振っているのが見えた。
断れってことだろうか?
いや、でも…
「は、はい!」
俺はかけ足で先輩たちの方へ行った。
…先輩は、ちゃんとサインを出してくれていたのに、
俺はそれを無視して入部してしまった。
こんなことになるなんて、知らなかった。
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