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「あー、いてー…。」
シャワーから出てくるお湯が身体にある傷口に染みる。
広い風呂場にポツンと1人。こんなにゆっくりと時間を過ごすのは久しぶりかもしれない。
頭からシャワーのお湯を被り、髪を伝って床を流れていくお湯を眺める。
俺はこれからどうなるんだろう。一生このまま光一の家に閉じ込められる?もう誰とも会えない?それは嫌だな。
美弥と、美弥の家族と過ごした2日間を思い出して少し目頭が熱くなる。
「うわーー!」
顔を上に上げて叫ぶ。口の中にお湯が溢れた。
暗い考えばっかりしててもダメだよな!美弥にも『 そんな悲しい顔すんなよ。お前らしくない。』 って言われたし!
もしかしたら俺美弥のこと好きなのかも。……いやいやそりゃないか。美弥は親友だし、俺男好きじゃないし。ストレートでノンケでノーマルだし。美弥もきっと男は好きじゃない。
でもそう考えるとやっぱり今の自分の状況は普通じゃないんだ。…俺将来男の人嫌いになりそー…。まあ此処から、光一から離れられたらの話だけどね。
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