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やっと決まったよ
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半ば強制でお泊まり会を決定した僕ですが、本当に碧呼ばなくていいのかな、と。
でも碧呼んだら日向の生理?が加速しそうで。
あと、でもいつ集まるとか予定決めてないや。
…お泊まり会企画したのは、今日僕の家族がみんな家にいないから。父さんは単身赴任だし、母さんはおばあちゃんのところに遊びに、そして兄弟はいないし。そして明日は休日だし!
本当は、空くんだけ誘おうかとも思ったんだけど絶対2人だけだと緊張するし…、日向とは5年の付き合いだしよく日向の家に泊まってたから慣れてて。…でもあの頃日向に告白しようか理性との戦いだったなぁ…、よかった、しなくて。
してたら、きっと空くんとはこんな風になっていない、と思う。
シ◯単を眺めながら勉強中の空くんをじっと見る。…そんなに見つめられるなら、僕来世は空くん専用のシ◯単になりたい…。
「…雪?」
「シ◯単ばっか構ってちゃ駄目です」
唇を尖らせていると、シ◯単から顔を上げて僕の方を見た空くんと目が合った。
「…雪も倉持ばかり構っちゃ駄目ですよ?」
僕の彼氏さんは目を細めて片手で僕の頬に優しく触れて親指で唇をなぞった。
…わわ、…顔熱い…、…それだけでとろんと蕩けてしまう。
「……いや、2人とも。ここ教室だからお願いだから我慢して…!」
ごめんなさい、日向さん。すっかりここが教室だって忘れてた。
「もう悩ましいわ今日…甘々過ぎて行きたくない」
「御免って。もう甘々しない。許して」
「…本当にしないのね?」
のね?って女の子みたいで可愛いな、日向ちゃん。僕がしたら絶対可愛くないのに。
「うん、しないしない」
「俺は雪とまだいちゃいちゃしたかったけど…、雪はもうしないんだ?」
「……え、したい、照れます。」
「…雪折れるの早いし、もうやだこの2人」
日向はヤダヤダいいつつもいてくれるから好き。ああ、友達として。空くんと日向はお互いのこと苗字で呼び合ってるけどそのうち下呼びすんのかな………、なんか複雑。
「とりあえず学校終わったら家帰って準備して僕の家集合で。…あ、空くん僕の家知らないか、迎えに行きます駅まで」
やっと決まったよ。お泊まり計画だけで昼休み潰れました。いいところで碧が委員会から帰ってきて日向はセカセカとどこかへ消えた。
…日向忙しないな。
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