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兄弟以上恋人未満
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静寂の中、さらりと耳をくすぐるきぬずれの音にまじるように拍の短い吐息が部屋に響いた。その吐息と共に肌のぶつかり合う驚いた。
性急に動くそれは、奴がそろそろ限界に達すると言う合図だ。
「なん、だよ。今日はやけに余裕がねぇじゃねーか」
どっちのとも分からなくなった体液で濡れたベッドシーツの上でうつぶせに寝そべり、後ろから奴に突かれながらへっと笑って悪態をつく。そんな俺を、秋都は欲をはらんだ目で見下ろしながら奥を深く抉る事で返答を返してきた。
何度もイカされ敏感になってしまっている孔子にふいに与えられた快感に、う、と息を詰め枕へ顔を突っ伏し耐えていると、クスクスと笑い声が降ってくる。
その声の主をじとりと睨みあげると、もう一度強く突かれ「あ」と鼻にかかった声をあげてしまう。
「悪態はつかなくていいからちょっとは色気のある声でもあげたらどうなんだ。可愛くないったら」
「うる、せぇ。そんな女みたいな事出来るか……っ」
今の一撃で達しそうになったのを何とか堪えきり、内心安堵の溜息をついているとそれに気がついた奴がそろりと腰をつたい手を伸ばし、ギュッと俺の自身を握りこんでくる。
「おい……っ」
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