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アルバムをなぞる指先の決断
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マキ「ァっ…、神さぁん♡」
神さんはいつも、僕に優しいのに眉間にいっぱいシワを寄せて、目をギラギラさせながら牙を剥いて唸る猛獣のように葛藤して、容赦ない激情で朝までフルコース。
ビッチで愛されたがりの僕のいやらしい身体には、それは全部ご褒美で、その激しさは僕にとって丁度いい。だから、毎回僕に優しくできなかった乱暴にしたと反省する神さんに、僕の性欲についてこれるのは神さんだけだし毎回気持ち良かったんだよって言ってるのに聞いてくれない。
普通に優しくしたいと葛藤する可愛い神さんに、もっとエッチな他のプレイもしたいなんて言えなくていっぱい我慢してた。
本当は、朝までフルコースの後も、襲われてみたかった。
眠ってる僕にイタズラして、硬いのを擦り付けてきて、昨日もしたのに我慢できないって僕の体を弄って暴れん坊ちゃんを、昨晩散々ドロドロしたままの僕のお尻に擦り付けて…
マキ「んっ…、朝方までしてたのにこんなに硬くして…、あんっ♡、いいよ、神さんのいっぱい残っててまだ柔らかいから、そのまま挿れて♡」
朝からキスして、大きくなった神さんのをぐずぐずの僕の中に挿れて。神さんの望んだみたいに優しい優しいキスをして、神さんが望むようにゆっくり優しくって言うのもいいよね。
優しいカッコいい神さん…、こんなの初めてだからなんかヤバイぐらい感じちゃって、奥がキュンキュンしちゃう。
朝も夜も分からないくらい、繋がって夢中になって、それでも飽きずにいーっぱい…
泉「コラッ!!朝から何やってんですか!!大学サボるなら百目鬼さんにオモチャを取り上げてもらいますよッ!!」
寝室の入り口から水森泉に怒鳴られて、マキの妄想が途切れた。
一緒に寝ていた泉が朝の支度でいなくなった隙に、マキは1人寝室のベッドの中で百目鬼にもらったオモチャを使ってラブラブな妄想を楽しんでいたが、マキの善がり声はしっかり泉に聞こえて、泉は超不機嫌。
マキ「あーん、あとちょっとでイクとこだったのにぃー」
泉「煩い!、昨日風呂場に3時間も籠った癖に朝から何やってんですか!」
僕の裸もオナニーも見慣れてる泉は、セクシーな僕の姿も百目鬼さんのオモチャをがっつり咥えた僕の姿も、犬のイタズラを見つけて叱るくらいのテンション。
マキ「えー、だって神さんの硬くなってたからぁー」
泉「それはただの棒です!棒はずっと棒なんです!」
マキ「きゃっ♪泉って破廉恥♪」
泉「…、百目鬼さんに報告しましょう」
マキ「あー!イズミン待って待ってぇー!」
2週間ほど、出張で青森に行ってる神さんが、いよいよ明日帰ってくる。
数日前に無理して数時間だけ帰ってきてくれたけど、僕は寝不足でお酒飲まされてよくわかんないまま神さんにお仕置きされて気を失った…というか、やっと熟睡したというか…
怒った神さんは、酔っ払った僕が吐露した馬鹿みたいな話を信じ。その日のうちに手作りのバイブを発注して用意し、帰ってきたら抱っこして甘やかして、そして後日ネズミーランドに連れてってくれると約束を残して、また、青森に帰って行った。
僕は神さんに会えたのと、エッチしてもらって充電できて、ガッツリ1日半爆睡。
気分はさっぱりしたんだけど、僕が眠ってる間に、神さんは偶然電車の中で修二と遭遇し、修二が痴漢にあってて混乱してるところを助けたけど、混乱してるところに神さんの顔見たもんだから、フラッシュバック起こしてしまったらしい。
修二の事は、華南を呼んで引き渡したから平気だったけど、神さんの方はショックを受けてたからって、心配した修二が僕に教えてくれた。
まぁ、神さんのは、自業自得なんだけど。
和解した後に、修二に拒絶されたのがかなり堪えたみたい。今すぐに慰めてあげたいのはヤマヤマなんだけど、神さん明日まで帰ってこないし、なんか昨日の夜からメールの返事がない。
まぁ、これから最終決着で潜るって言ってたから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど…。
「ニャー、ニャー」
大学の支度をして家を出たら、百目鬼事務所のある二階の入り口にミケがいた。
マキ「あれ、ミケ、こんなところにいたの?」
「ニャー、ニャー」
ミケは、百目鬼事務所の入り口をカリカリして中に入りたそうにしてた。
マキ「神さんを探してるのかな?、神さんはまだ出張だよ」
「ニャー、ニャー」
マキ「会えなくて寂しい?」
「ニャー、ニャー」
ミケは、僕の話を聞いてないのか、何か目的があるのか、事務所の入り口に向かって泣いて爪を立てる。
マキ「ごめんねミケ、まだ誰もいないみたい。ここの鍵は杏子さんたちが持ってるんだけど、まだ来てないみたい」
時計を見たら、いつもだったら誰かしらいる時間だけど、今日は電気もついてないし、鍵もかかってる。
事務所開くにはまだまだ早いから、いつもって言っても、毎回じゃないし、今は神さんがいないから、早く事務所に来る〝目的〟もないし。
僕は知ってる。
神さんがいつも僕を大学に送ろうとして、玄関からこの階段にかけてで僕と揉めたりイチャイチャしてるのを、杏子さんと檸檬さんがこっそり事務所から盗み聞きしてるのを…
マキ「ミケもキングと一緒にお家で待ってて」
「ニャー、ニャー」
マキ「?、どうしたのミケ、今日はなんかソワソワしてる?」
「ニャー、ニャー」
マキ「ごめんね、僕は大学にいかなきゃいけないから、遅刻したら神さんに怒られちゃう」
なんだか落ち着きのないミケを玄関に押し込んで、鍵をかけ直して階段を降りてる時も、ミケは玄関をカリカリしながら鳴いていた。
「ニャー、ニャー…」
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