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紹介 1
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三人で朝食をとった後、波留達は出かける支度をした
波留は頭の痛みに耐えながら、なんとか着替えを済ませるとリビングへと戻る
(……うー。ガンガンする…)
とんとんとこめかみ部分を叩き、二人のいないリビングのソファーに座るとそのまま横に傾く
(二人が来るまで横になってよ…)
バタバタと廊下が騒がしい中、波留は静かに横になる
「波留ー?支度終わったー?」
清が波留のいるリビングから顔を覗かせ、確認する様に聞いてきた
「…うーん。終わったー…」
頭を抑えて起き上がり、清の元へと歩く
「…波留、頭痛いの?」
清がリビングへと入り、波留の目線に合わせてしゃがむと心配そうに顔をゆがませる
「…ううん、へーき。」
本当は少し平気じゃないが、此処で出かけられないっていうのも申し訳ない
「…そう?…一応薬飲んでおこうか。頭痛に効くやつ。猇が持ってたと思うからもらってくるね。」
清は、波留に薬を飲むよう言い、パタパタと廊下をかけて猇の部屋を開ける
「猇ー、頭痛薬ちょーだい。」
「…あ?お前二日酔いなんかなったことねぇだろ。」
「俺にじゃない。波留が二日酔いなのー。」
「そこにあるから、自分で探せよ。」
「えー、猇の物勝手にいじると怒るじゃん」
「余計な事しなけりゃ怒んねぇよ」
扉の隙間で繰り出される会話に思わず呆れ笑いが出てしまう
(…いいからくれるなら早くして下さい。)
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