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ピンチはチャンスに変わんねぇよ
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しばらくいい雰囲気だった。
しかし、みなさん思い出してほしい。
ここはヤバそうな人達が集まる場所で有名な路地裏。
まだ昼間くらいの時間帯にも関わらず、あきらかにヤバそうな人達がやってきた。
「あっれー?こんなとこで君達何してんのー」
刺青をしているごついお兄さんと目つきが悪く、まぁつまりヤクザみたいな人達が来たのだ。
でも俺、ヘタレだからさ。いや、同級生とかなら喧嘩したことあるし、大丈夫だったけどこんなヤクザみたいな人達に喧嘩とか無理だし、まず直視できない。
怖い。
涙が出る。
「あれ、君可愛い顔してんじゃん」
ヤクザみたいな人達はげたげた汚い笑い方で俺の顎を掴む。
やだ、怖い。
「そっちの子もめちゃくちゃイケメンだしー。まぁタチっぽそうだけどな。その可愛い子はネコだよなぁ」
タチ?ネコ?
何の話かわからないが早く離してほしい。
「ね、君可愛いじゃん。君ならすぐ稼げるよ。」
なんとなくわかった。
もしかしてあぶない道に引き込まれるんじゃないかと。
「やだ、離して下さいっ」
と勇気を振り絞って言った。
「あぁ⁈うっせぇ、犯すぞくそガキが、黙ってついてこいやおらぁ」
と怒鳴られ、ビクッとなる。
本当に怖い。
ますます涙が溢れる。
これぞピンチだ。
ピンチはチャンスに変わるとか言うけどあれも嘘だ。
チャンスに変わる気配もないよ。
俺は上条の存在を忘れていた。
「おい、汚い手で当麻に触ってんじゃねぇよ」
本気の低い声なのか、すごくドスのきいた声で上条がその人達に言う。
えええええええ‼︎命知らずなのか⁉︎
それとも勝てる自信とかあるのか⁉︎
危ないだろ。
「あ、なんだと?てめえやんのか?」
とヤクザみたいな人達が拳降りあげる。
その瞬間何が起きたかわからなかった。
気づいたらヤクザみたいな人達はたおれていた。
「え、上条?」
倒した?え、うっそ。こいつつよっ‼︎
「ちょっと昔色々あったから、こういうの慣れてるから。」
どんならことだよ、と思ったが色々あるんだろう。
でもこのルックスで喧嘩強いとか完璧だな。
急に恐怖が押し寄せてくる。
「ふぇぇ、怖かったぁ…」
気づいたら上条に抱きついていた。
「うん、もう大丈夫だから。」
「うぅ…ありがとう」
「当麻可愛いよ。これからホテル行こうか。俺、もう我慢できないから」
前言撤回かな★彡
なんでこんなときに盛ってるんだよ⁉︎
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