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「 巫女、抱きたい。」
「......うん。」
祝い膳を食べ終え、正太郎は巫女都の手を引き、間続きの布団の敷いてある部屋へ誘った。
布団の上に来て座り、正太郎がキスをしようとすると、途端に巫女都は笑い出す。
「 正ちゃんなんで正座なの?なんかいつもと違って変なの。」
言うと巫女都は笑いながら首に手を回し、正太郎にのし掛かる。
「 おわ!? っぶねぇ。そういう巫女だって今日は積極的じゃん。上に乗ってくれんの?」
「 ち、違うよっ!? 足痺れちゃうだろうし、正ちゃんの緊張を和らげてあげようと思ったの!もうっ!」
にやにや言うと、その言葉に顔を真っ赤にして反論する巫女を俺はそのまま抱き込んだ。巫女は直ぐその腕の中で大人しくなって、俺の心音を聞くように胸に顔を埋めてる。
「....ずっとこうしてたいな。なんか、...エッチしなくてもいいかも。」
「はは、それは却下。」
巫女の言葉に慌てた俺は、巫女をひっくり返し深く口づけた。舌を絡め合わせながら巫女の肌に触れると、キスを受けながらもぞもぞと動く巫女が気になり、唇を離してどした?と聞く。
「...う"ー、なんか正ちゃんの緊張が移ったのかも...。恥ずかしいし、...なんか変。」
「はは、ざまあ!...続けるぞ?」
巫女が頷くのを確認して、俺は愛撫を再開した。
「...あっ、あ、あ、...正ちゃんっ...あぁっ...」
「...巫女、気持ちいい?」
指を咥え込んだ後孔を掻き回しながら分かりきった事を聞く。随分と時間をかけて身体の隅々まで愛撫をした巫女は溶けきっていて、性器はいつ爆ぜてもおかしくない程膨んでダラダラと蜜を流している。俺は凄え気をつけてその様子を見ながら、巫女がイカないぎりぎりの快感を与え続けた。
「...きもちいっ...あぁッ...も...あ...やぁっ!...正ちゃんっ...」
巫女は腰を揺らし、イけそうでイけ無いもどかしさを俺の名前を呼ぶ事で分かってもらおうとしてるんだと思う。でも、俺は待ってた。欲しい。ただその一言が聞きたくて。
どこまでも受け身な巫女に、今日だけは言わされるんじゃ無くて、自分から求めて欲くて。巫女が俺を呼ぶ理由を分かっていながら、焦らしに焦らしていた。
「...正ちゃんっ、正ちゃんっ...あっ...おねがいっ...」
俺のの腕に縋り付き、淫艶に腰を揺らして中に入っている指を自分で奥のいい所まで飲み込もうとする巫女の意に反し、指を浅く引くと、巫女は切なそうな顔をしてる。
「....なんでっ...やだっ、正ちゃん...も...イキたいっ...正ちゃんっ...」
クソッ! 欲しいって言えよ!こうなったら根比べだ。ぜってぇ、巫女に欲しいって言わせてやる!!
正太郎も焦れていた。もう性器は怒張し、その中に入るのを今か今かと待っている。それでも我慢して巫女都を追い詰め、浅く深くを繰り返しながら弄り、焦らすと漸く焦れた巫女都がその言葉を口にした。
「...あぁっ...ん...正ちゃん...も、...ほしいっ...挿れてっ...」
「 っ!?...ハァ、...やっと言った。」
ズルッと指を引き抜き安堵すると、巫女は溶けきった顔で「なに?」と聞いてきたけど、俺がなんでもないと答えて性器を後孔に当てがうと、その瞬間巫女は身震いした。
「...ほら、欲しかったもんくれてやるよ、」
欲しがったのは巫女だと強調して、俺は性器を挿入してく。ズブズブと中程まで挿れると、巫女が俺の腕を掴んで待ったをかける。
「 ...あ、あ、...まってっ...正ちゃんっ...ハァッ...イッ..ちゃいそっ...っ...」
「...我慢したんだ、もうイっていいよ、ほら、」
「 あああっ....ッ、」
巫女の言葉を聞いて弾みを付けて性器を奥まで挿した。途端に巫女の中が蠢き締め付けると、巫女の性器の先端から精液が飛ぶ。
未だ痙攣の様な収縮を繰り返す中に、俺は持っていかれない様に歯を喰い縛り、巫女が落ち着きを待って律動を開始する。
「...ハッ、...あ、正ちゃんっ...ああっ...ん...あっ...やぁっ...」
第二波は直ぐに襲って来て、巫女都が強すぎる快感に身体を小刻みに震わせると、正太郎も息を詰める。
くっ!なんか、いつもより巫女のテンポが早ぇな。...つかもー、やべぇ。
正太郎はこの巫女都の二波目に抗う自信が無く、律動を速めた。
「...あっ...や...あああっ...正ちゃんっ...ああっ!」
「...巫女、イけって!...俺も...もう...でるっ!」
中を穿ち、巫女がイクのを確認すると、俺もその快感に抗わず巫女の中に放つ。ハァハァと荒い息のままチュッとキスしてギュッと抱き締めたら、巫女は小首を傾げてる。
「...もう、おしまい...?」
正ちゃんはいつも満足すると、啄むだけのキスをする。僕はそれを終了の合図と勝手に思っていて、今それをされた事が不思議で思わず正ちゃんに聞いた。
と言うのも、今まで時間の制限が無い限り、正ちゃんが一度だけで離してくれた事は無いし、中に挿れられたままの正ちゃんのもまだ硬度を保ったままだから。
「...なに、足りない?」
「...足りなく無い。寧ろ、もうやらないでって感じだけど...。」
「...あっそ。」
僕の問い掛けに正ちゃんは顔を上げて聞いてきたものの、欲しかった返答じゃなかったのか、つまらなさそうな顔をしてるけど、性器を抜いた。
「...んっ、...もういいの?」
変だなって思ってちょっと不安げに聞いたら、正ちゃんは凄く満足そうな顔で笑ってる。
「ああ、もういい。なんか今日はもう満たされた。セックスしてるより、巫女とくっついて喋ってたい。」
それに、これ以上すると多分巫女あっさり寝るからな...。
その言葉が凄く嬉しくて、僕は指輪を嵌めた正ちゃんの左手に自分の左手を重ねて見つめた。
「 正ちゃん、だ.....」
「 大好き。...だろ?知ってるっつーの。」
「 もう!それでも言いたいの!!」
自分の言葉に被せる様に言われた巫女は、頬を膨らませて怒ってる。俺はその膨れた頬の空気を正指で押して抜くと、理由を教えてやった。
「 知ってても嬉しいよ。でもそれ言われっと、もっかいシタくなっから。」
「......じゃ、もう言わない、」
真っ赤になってそう言った巫女を俺は笑いながら抱き締めた。
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