アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
100
-
「無理っつったら無理!!」
断固拒絶する正太郎に、巫女都はちょっと待っててと部屋を出た。程無くして戻ってきた巫女都は満面の笑みで正太郎にゴム手袋を差し出す。
「これ使って!これなら直に触れないし、僕も安心っ!」
「....手荒れの心配してねぇよ。嫌なもんは嫌だっ!!」
「えー、お願い正ちゃん!正ちゃんにしか頼めないんだもん。」
頼みこむ巫女都の言葉を聞いた智が提案をする。
「正太郎無理そうだから、巫女ちゃんがしてくんない?そっちの方が寧ろ嬉しい。」
智の言葉を聞いた巫女都はピシッと固まり、周りをキョロキョロ見渡して小首を傾げる。
「...何だろ?凄っい幻聴が聴こえた...。明日にでも耳鼻科行かなきゃ。」
耳がおかしくなったフリをしてその場をやり過ごそうとする巫女都に尚も智が頼みこむと、正太郎が静かに怒りを露にした。
「...てめぇ、巫女にんな事させたらこの汚ねぇケツに俺の手、手首までぶち込んで、痔主カップル誕生させっからな。つかてめぇで扱けよ!!」
「 凄っげぇサラッと失礼な事言うよねおまえ...。自分で出来る余裕ねぇから言ってんの!つか、正太郎もケツ孔弄られてみろ。俺の気持ち分かっから!」
知りたか無いね。と更にヒートアップしそうな2人に、巫女都は意を決す。
「ねぇ正ちゃん、僕じゃ出来ないし、智君が自分でするのも無理だと思う...。正ちゃんしか居ないの、ゴム手袋してしてあげて?お願いっ!」
「 巫女の頼みでも聞けねぇな。嫌なものは、い・や・だ・っ!!」
「...正ちゃんがしてくれて、上手くいったら僕、正ちゃんのお願い何でも聞く。............エッチな事でも。」
「 何と言われても...........マジっすかっ!?」
その言葉に盛大に驚き確認してきた正太郎に、巫女都は覚悟を決めて頷く。
「.......マジっす。」
「やりますっ!!めっちゃ扱きますっ!!」
あっさり意思を翻した正太郎を巫女都はジト目で見つめた。
「.......正ちゃんて現金だよね。」
「何と言われようとこの際構わん。さぁ、始めようっ!!」
ピシッとゴム手袋を嵌め、臨戦体制を整えた正太郎を見て巫女都は、ハァとため息を吐くと、翼にお願いします。と声を掛けて再度智の手を握って微笑えんだ。
「 きっと、上手くいく。頑張ろうね!」
「 巫女ちゃん...。マジ聖母」
翼、智、巫女都の3人が独特の緊張感に包まれる中、正太郎だけが場違いな程、ルンルンと楽しげに手首を回して準備体操をしていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
100 / 217