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崩れる 8
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保健室のベッドではしおらしくしている馨がシャツと制服をきちんと着て座っていた。
「…薬が効いてるなら寝てろよ。」
「なにかされそうで怖いので…」
その言葉に深いため息がこぼれ落ちた。
「別に何もしない。寝たら保健の先生呼んではい終了。」
両手を挙げて、降参する様な姿を馨に見せる。
馨はそれを細目で見ると「そうですか。」とだけ答えベッドに潜り込んだ。
それはまるで、警戒して相手から素早く逃げるのら猫の様…
(無理もないか…。)
鷹司は仕切りのカーテンを閉めると、近くのイスに腰を下ろし寝付くのを待った。
(にしても…さっきのはやりすぎか?いや、でも誘ってきたの白雪だし…。)
先程の出来事を思い出せば出す程、馨への執着心が湧き上がる。
「…欲しいな。やっぱり…。」
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