アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
43 境界線がなくなった日4~散々グチる俺~
-
遙side
心の中で愚痴を百ほど言いながら、結局着いてしまった居酒屋的な店。
誰が予約したのか知らないがやけに洒落てる。
絶対合コンだろこれ。絶対合コンだろ!
男だけで飲むってのにこんな洒落た店誰が予約すんだよ。
誰だ、俺をだまくらかして連れてきたヤツ!!
というか、そもそも他と連むことの無い俺の交友関係なんてたかが知れてるか…。
「おい、大我これはどういうことだ」
ガシッと肩を掴んで思いっきり手に力を込める。
「アデデデデ!!痛い!痛い!堪忍やぁー!!」
「誰の差し金だコラ…」
大我の耳元で低く唸る。
なぜなら、犯人はコイツしか考えられないからだ。
「遙のこと気になっとるって子がおったから…まぁ、つい?」
怒られてるのに、なぜこうも笑顔なんだ!
あーめんどくせぇ、ほんと呆れた。
「信じらんねぇ…あー、それめんどくせぇやつじゃん、ったく!」
「まぁまぁ、いつものクールな朝日奈くんをよそおっといてぇな!」
あーもう速攻帰りたい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 636