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出会いと始まり
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何もない暗闇の道をただひたすら歩いてた。
殴られた傷が痛いななんて思って近くの公園のベンチに腰を下ろした。
暗い空は俺の気持ちを表しているような色でなんだかとても心に穴が空いたような気分になった
「なんで俺生きてんだろ…」
腕にできた痣を撫でながら呟いた。
自然に目から涙が溢れた。
「ふ…ぐぅ…」
口から嗚咽が出てだんだん呼吸が乱れてきた。また過呼吸になるのかななんて思ってたら知らない声がして肩を掴まれた。
「ねえ、お前どうしたの?」
振り返ってみるとスーツを着た若い男の人が立っていた。
俺は乱れた呼吸を無理やり落ち着かせ声を発した。
「ふぅ…大丈夫…です…はぁ…。」
男は少し困ったように笑うと俺の隣に座ってきた。
「何があったかは知らないけどさ、こんな時間に痣だらけの少年が公園のベンチに座ってたら流石にほっとけないでしょうよっ」
そうゆうと男は俺の痣だらけの腕を持ち上げた。
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